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三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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闇の列車、光の旅 

メキシコからアメリカに向かう列車。
その屋根の上には、国境超えを目指す、たくさんの人々がひしめき合っている・・

サイラもその一人だった。

父とともに乗り込んだその列車の屋根の上で、突如ギャングに襲われるサイラ。
サイラを助けたのは、ギャング仲間のカスペル。
二人は列車の上で運命の出会いを果たす。

仲間を裏切った罪から、ギャングに命を狙われるカスペル。
列車の上でも疎まれる彼に、サイラは淡い恋心を寄せる。

二人は目指す。国境を。そして国境の先にある、悲しみのない世界を。
しかし、若きギャングの制裁は、甘いものではなかった、
目の前の川を渡れば国境越えとなったその日、過酷な運命が、二人を襲う・・・。

彼がいたから、強く、前向きになれた。
彼女がいたから、生きようと思えた。

燃えるような情熱的な愛ではないけれど、
淡く、ほのかな恋心が、二人を光の方へと導く。

純粋で、透明で、キラキラとした瞳。
その瞳のまま、暴力的な世界に入らざるを得ない現状。
ブラッド・ダイアモンドとか、多分ジョニー・マッド・ドック(まだ見てないんだけど)とか、
ギャングや兵士として人を殺すしか生きる術のない少年ていうのが、
この世にまだまだいるんだと、つらくなる。
つらくなるけど、目を離しちゃいけないんだとも思う。

ストーリーもとてもよくできていて、
世の中の不条理さとか子どもが背負う過酷さとかが、とても丁寧に描かれていた。
丁寧なだけ、余計つらかった。
# by kutuganaru | 2011-08-07 14:12 | 映画

プレシャス

声が出ません。
それはもう、驚くほど。
今はやりののど風邪らしいのです。
不本意ながら、流行に乗っちゃいました。
こんなときばかり。ちくしょー。

わたしのこと知ってる人なら、驚くと思いますよ。
このわたしが、しゃべらないなんて。
ストレスでよけい具合悪くなってきたー

まあ、いい機会でしょう。久しぶりにDVDでもみましょうか。
ってんで、近所のTSUTATAに初めて行きまして、
店員にしゃべれない人だと勘違いされながら借りてきました。
ああ、DVD見るの、ほんとに久しぶり。


「ブレシャス」

てか今まで見てないことに、自分でびっくりだよ。
ようやく見れてよかった。

ハーレムに住む、貧しくて生活保護を受けながら学校に通う女の子、プレシャス。
彼女は16歳で中学生。読み書きはできない。そしてお腹には父親との2人目の子を妊娠していた。
母親は、娘への嫉妬心から暴力を繰り返し、父親は家を出たきり帰ってこない。
頼れる人もいない、お金もないまま、プレシャスは太った体で精一杯のおしゃれをし、
自分がスターになる妄想にふけっていた。
妊娠していることが学校に知れ、退学になってしまうも、
校長の計らいで、EOTOというフリースクールに通うことになる。
クールなレイン先生と個性的なクラスメイトのもと、自分の居場所をようやく見つけたと感じるプレシャス。

そして、お腹の中の子が生まれる。

退院し、迷いながらも実家に帰るが、母親の暴力に危険を察知しレイン先生を頼る。
やがて、住むところを見つけ、生まれた子供を育てながらフリースクールに通う日が始まるが、
そこに、最大の試練が待ち受けていて・・・


なんでこんなに悲しいんだ、全く。
きっと、誰に腹を立てたらいいのやら、わからないからよけいにやるせないのだ。

プレシャスがあんなに太っちゃうのは、
高カロリーなものほど安く手に入るという貧しい街の事情や、
無理矢理食べさすお母さんの虐待などの影響だという。
これからは太った人を馬鹿にはできません。

それでもプレシャスは夢を見ることを忘れない。
あきらめない。もしあきらめそうになったら、周りの人がそうさせない。
でもその夢がまた、非常になんていうか悲しい。
だって絶対かなわないんだもん。。

虐待を繰り返した非道な母。
しかし「プレシャス=宝物」と名付けたのもまた、母親なのである。
この辺が複雑だし、またすげえ泣けるんだわ。

なんかとにかくすげえ泣いたわ。

ところで、プレシャスを演じたガボレイちゃん。
プロフィール読んだら同じ年でした。
これから女優としてやっていくのか・・・
2年後くらいに激痩せしてなんかの映画に出てたりして。
とにかく映画にも出たことだし、早死にしないためにも、それなりにやせて欲しいと願うよ。
マツコ・デラックスも、あの体を維持する秘訣は、死を覚悟することだと言っていたし。

レイン先生がめちゃくちゃかっこ良くてきれいで好きでした!!

遅くなったけど見れてよかった。
# by kutuganaru | 2011-08-06 20:37 | 映画

コクリコ坂から

全くいっさいこれっぽちだって期待していなかったが、
ふたあけてみたら妙に評判いいじゃない。
まあ、日本国民の誰もが期待してなかっただろうから、
そのハードルの低さを生かした評価ということなのかもしれんが・・・

とりあえず行ってきました。

「コクリコ坂から」

宮崎駿監督のご子息であられる宮崎吾郎監督の第2作ですがね。
前作も一応映画館行ってしまったので、当たり前に期待は全くしませんでした。
当然の報いじゃ!!

しかし、冒頭の5分で、すでになにやらいい気分に。
それまでの眠気がいい感じに吹き飛ぶ、心地よさ。

1960年代横浜の、清々しい港町の風景。
活気ある人々。
丁寧に生活する様。

それらを繊細に、丹念に。ユーモアを交えて。

脚本は宮崎駿さんですからね、吾朗を認めたわけじゃ決してないがね!

父を亡くしてからもずっと、海に向かって旗をあげる、16歳の少女、海。
海と、妹の空の通う学校では、文化部の部室棟であるカルチュラタンという歴史ある建物を
取り壊しから守るための運動が盛んに行われていた。
その中心人物である週刊カルチュラタン編集部の風間と、海の淡い恋。

二人の前には、「安っぽいメロドラマ」的試練が待ち受ける。
戦後の、安定しない世の中で起きてしまった「ドラマ」に、
若い二人は悩みながらも前を見て進んでいく。
二人の目の前に広がる横浜の海の様に輝く純粋なまなざしを持って、
恥ずかしいほどの素直さで。


私が生まれる20年も前の時代。
きっと世の中は活気にあふれていて、
人々は皆、何でもできると信じていた。
世の中はこれからよくなる一方だ、という希望に満ちあふれていた。
だからみんな、自分の思うところ目がけて、一直線に進んでいったのだろう。

あれから48年。
自分ががんばってもできないことがたくさんあるということを
いたいほど実感してしまった私たちに、
ある程度の場所まで落ちてしまって、
でもどん底ってほどでもないから、これからまだまだ落ちる可能性もあるぞ、
とどっかで悲観している私たちに、
もう一度力を、とりあえず行動してみる、主張してみる、という力を、
わき起こらせてくれる、そんな映画だったと思う。


声優陣に関しては、特に感想なし。
可もなく不可もなく。
ただただ、手嶌葵の歌う挿入歌および主題歌が、心に響きまくって、
心臓をわしづかみにして、体をぷるぷる振るわせた。
全身の毛穴からしみ込んでくるような歌声に、ちょっとだけ泣いたよ。
# by kutuganaru | 2011-07-25 00:33 | 映画

ひとりになると。

今日は本当に涼しいなあ。
夏がどっかへいっちゃったみたい。

明日は軽井沢なんだけど、せっかくの避暑地なんだから
もっと暑いときに行きたかったなあ。
日帰りだけどね。

祥子です。

今日はじゃがいもの料理作ったんだけど、
引き続きお腹の調子が悪いので、あんまり食べられなかったよ。
引っ越して2週間くらい、初めてお米たきました。
暑い日はどうしてもお米炊く気になれないものだよねえ。


世の中には、いろんな人がいるなあ、ってふと思ったんです。
同じものを見ても、どう感じるかは本当に人それぞれで、
笑う人と泣く人と、怒る人とか、いろいろいるでしょう?
ロマンチックなことを思いつく人がいて、
それを馬鹿にする人もいれば、感動する人もいるわけじゃないですか。

自分がどういうときにどういう風に感じるかっていうことに思いを巡らして、
私の場合、どういう風に感じるか、ではなく、どういう風に感じる人になりたいか、
が大きく影響しているように思うんですよ。

じゃあ本当に自分が思っていること、感じていることって、
いったいどういうことなんだろう。

優柔不断なので、とっさにどういう言動をとったらいいか、わからなくなっちゃうことがあるんです。
そういうときにね、じゃあ私が憧れる人とか、好きな人が、
どういう風に思うだろう、なんて言うだろう、どうするだろう、って考えてるんです。

じゃあいったい、本当の私はどこに存在しているのかなあ。
# by kutuganaru | 2011-07-23 00:20

テレビ日和

名探偵コナン 工藤新一への挑戦状。
まず、コナンじゃないし。新一だし。
テーマがラブホテル、愛人、痴情のもつれ、云々て。
わざわざ名探偵コナンにしなくてもいいじゃないか。


どうも。
最近おしっこがとまらず、音姫2週目に突入しちゃう、祥子です。

寒いねえ。1日でこんなに寒くなるもんなんだね。

今日は土用の丑の日なので、
お母さんに「祥子の分のうなぎある?」ってメールしたら、
ほんとはないのにあるって言って、用意してくれた母ちゃん。ありがとう。
あたしはまだしばらく、親のすねから離れられそうにありません。

「それでも、生きてゆく」第3話見てたら、安藤サクラが出てきたので驚いた。
ユーロ女優と自ら名乗るほどの、ミニシアター系個性派女優の満島ひかりと安藤サクラが、
ついにドラマで共演。しかも民放。木曜10時。
最後に1言しゃべっただけで、その存在感に圧倒されました。
そして、殺人犯役の風間俊介が、金八先生にいじめっ子として出演していた15年くらい前と、
ほとんど変わっていないこと、さらにその頃とはずいぶん変わったであろうえなりかずきに
結構似ているということに、第3話にしてようやく気づきました。
あと、満島ひかりがきていたゴリラのTシャツのインパクトがすごかった。
まあちょいダサ女子の設定だから、と思ってみていたら、ドラマの終盤で、
身だしなみに気を使う妹(福田真由子)がそのTシャツ着回してた。
事情があるので、洋服も少ないんだろうけど、さすがに驚きを隠せなかったよ。

また泣きそうになったけど、実家で妹もいたので、
こらえたよね。


さて、スカイプの登録しよーっと。
# by kutuganaru | 2011-07-22 00:54