三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

2009年 01月 22日 ( 1 )

言葉の海を、泳いでいる。

と、いうと聞こえはいいけれど、そんなに、いいもんじゃ、ない。

海は、本当の、言葉なのだ。比喩でなく。

安穏、金字塔、たゆたう、厳か、はいむるぶし、ディフェンス、いえども・・・

そういう、なんのとりとめもない言葉ばかりの波に、
投げ込まれ、
押しては返し、穏やかに揺られ、陸なのか、とにかく波の押し寄せないところに、
打ち上げられてはまた、引き戻される。

疲れるのだ。
とにもかくにも。

言葉は、ときに暴力だ。
殊に、これは、直接的な暴力だ。比喩でなく。


しかしそれも、うららかな午後の見せた夢。

わたしにぶつかり、覆い被さり、冷たく突き放し、そんな波に
心底辟易して、投げやりに、波に身を任せ始めると、
ふいに、波はゆるやかになり、生温い風が鼻の頭をかすめたなあ
と思ったら、それは会社の暖房が、
ぼうっと、一瞬だけ、強く吹いただけのもので、
目の前のパソコンの画面は、

mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm

となっていて、
「よろしくおねがいし」まで打って、そのまま寝てしまったようだった。

あとちょっとだったのに。


『姑獲鳥の夏』実相寺昭雄?
京極夏彦原作の、京極堂シリーズ第一段。
偶然ですが、三年身籠るに続き、二十ヶ月身籠った女の話。
まあ、話は、当たり前のようにおもしろいのですが、
わたしがすごいなあって思ったのは、

恵俊明。

いや、恵はほとんど写真でしか出てこないんだけど、
だって、恵だよ。
2時っちゃお、だよ?

その恵が、安く見えない。
ということが、
素晴らしいと。

例えば、『Lチェンジザワールド』に出て来た南ちゃんは、
すごく安く見えたけど。

良き映画とは、こういうことなのかもしれないなあ。
と、ぼやあ、っと思ったのでした。
[PR]
by kutuganaru | 2009-01-22 23:28