三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

雨=頭痛

『エレファント』という映画は、特定の人物に偏らない描き方、無意味なロングショットの効果、何気ない一日の描写、それらが非常に素晴らしい。
驚くほどに素晴らしかったので、しばし唖然としてしまったくらいだ。
何かに似ていると思えば、それは『ユナイテッド93』であり、主人公を作らない話というのはまさしくそれが現実っぽくて、私は非常に好きなのである。
現実なんて、意味のない動作の繰り返しだ。その中に、意味のある動作や言葉はたまたまそのタイミングで存在するだけである。
松尾スズキの言葉を借りるとすれば、「ソバ食いに行ってくる」と言って出て行った男性がそば屋でカレーを食ってしまうのが、現実というものなのである。

『蛇にピアス』で驚いた私は、翌日すぐに本屋に駆け込み、『アッシュベイビー』を購入。直接的すぎる物言いにはやはり相当戸惑ったが、しかし、突飛で全然理解出来ない行動を重ねる登場人物たちをそれでも遠くに感じないのは、私が精神的に未熟だということか。

Book off で初めて足を踏み入れた新書コーナーにて、『包帯クラブ』購入。400円也。新書版のため、文庫より高く、新品(760円)にはやはり手が出なかった。こちらは先の2作品に比べ、きれいごとがたくさん書かれており、過激な描写も人物も、いい子ちゃんの想像の域を出ていないように感じたが、「包帯クラブ」の意義には多いに共感する。心の傷は目にみえないだけに、主張しにくく、表現出来ずにいるとどんどん化膿して人間の自然治癒力の及ばぬ範囲まで拡大してしまう。そのくせ相手には理解されにくい。その傷を認めるというのは非常に勇気がいることだろうが、他人に分かってもらえたとき、少しずつでも治療が始まるのではないだろうか。傷の大小は人それぞれの感じ方で違うから、例えば人にブスと言われてもそれで笑いを取りつつのし上がっていく人と、外を出歩けなくなってしまうくらいふさぎ込む人がいるが、前者のような人がいるからと言って、後者のような人が泣き寝入りしたり、我慢したりするのは間違っている。ちなみに私は限りなく後者に近い前者である。

兼ねてから気になっていたがなかなか見る機会がなかった『チャーリーとチョコレート工場』を、暇過ぎる日々を利用して、見ることにする。ひどいとかなんだとか、周囲の評判はあまりよくないと思っていたので、期待薄だったが、予想外に相当面白い。確認すれば、評判が悪いと思っていたのは、単なる言葉の取り違いであった。こういう作品は変に教訓めいた事を訴えようとして見えるととたんに興ざめしてしまうところだが、この作品の場合、教訓めいた事が非常にわざとらしい付け足しの様で、良かった。結局ティムバートン監督は自分の表現したかった世界を好き勝手表現した挙げ句、子供も見るし、なんかこのままじゃまずくない?って誰に言われたのか自分で思ったのか、慌てて教訓めいてみせようとしたんじゃないか、というのが私の想像であり、そうであるとすれば、私はそこで慌てふためいちゃう監督っていうのも人間らしくて好きなので、敢えて最後まで我を通さなくても全然かまわないと思った。

geoが旧作レンタル80円セールをしていたから、わざわざ行ったのに、そこで準新作『天然こけっこー』を通常料金でレンタルしてしまう。全体として、退屈としか言いようのない作品であるが、映画として退屈、というよりは、小中合わせて7人くらいしかいないど田舎の生活はそれはそれは退屈だろうし、それを表現したという意味での退屈、と言えるかもしれない。何より、主人公そよちゃんを演じた夏帆が余りにもかわいくて、方言にも萌えて、くるりの音楽は邪魔することなく上品で、映像はとてもきれいで、まあまあといったところか。

最近は時間が有り余っているわりにする事がなく、せっかく沖縄最後だから、と言っても遊んでくれる友達がいなきゃあ意味がない。
何かをしたいが、自分がいったい何をしたいのか、わからない。

『人のセックスを笑うな』で主人公みるめが恋人のユリちゃんのことについて、自分になにができて何ができないか、とかそういう事ばかり考えているのは、自己中心的でくだらない、というような事を言っていたように思うが、そうだろうか。
だとしたら、今の私は誰よりも自己中心的で、くだらない人間だ。
こういう事を考えるのは、女の特質なのだろうか。
私は男女の違いを声を大にして語る事が、嫌いなことベスト5くらいに入るほど嫌いである。どのくらい嫌いかと言うと、机の足に裸足の足の小指を打ってしまった時のように、無理すれば我慢出来ない事もないが、なにやら無性に腹が立ってしまうときに似ている。似ているが、生理による子宮の痛みをダイレクトに感じていると、つい声を大にして語りたくなってしまうようだ。
それとも女の特質であるところの生理に悩まされているからこそ、女の特質的考えかたを、知らず知らずのうちにしてしまっているのか。

ちっとも訳が分からなくなってしまったので、終わり!!!!!!!
[PR]
by kutuganaru | 2008-01-14 11:12