三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
ライアン・ゴスリング主演『ドライヴ』見てきました。
全部書いてるからこれ【ネタバレ】どころの話じゃありませんね。
未見の人は読まない方がいいかも!!

別に、これが久しぶりに更新するに値する作品だったから更新した、
というわけではなく、気分です、気分。

いつも映画見た後、twitterとかでつぶやいて終わりにしちゃうんだけど、
そうすると、見た直後の感想忘れちゃうんだよね。
いろいろ頭の中でこねくり回してるうちに、
結局自分はどう感じたんだろうとか、わかんなくなっちゃうのってもったいないすよね。

昼はスタントマン&自動車修理工、夜は犯罪者を逃がすドライバー。
天涯孤独な男が、アパートで人妻のアイリーンと出会う。
彼女とその息子と次第に仲良くなるドライバー。
しかし彼女には服役中の旦那が。そしてその旦那、もうすぐ出所してくるのです。

出所した旦那は、刑務所内で多額の借金を作っていて、
その不当な借金を返すために強盗を強要されるのですが、
主人公はその逃げる際のドライバーをすることに。
しかしその強盗は仕組まれたもので、旦那はあっけなく殺されてしまう。
共犯者のふりしてお金をもって車に乗り込んだ女もその後めった撃ち。

ここから突然バイオレンス前回血みどろスピードアクションに!

そこまでは、キャリー・マリガン演じるアイリーンとドライバーの淡い恋の予感とか、
超度級に(途中言語障害かと勘違いするほど)寡黙なドライバーの仕事のたんたんぶりとか、
結構静かな雰囲気で、まあそれが若干怖いではあるんだけど、
怖いくらいの静謐な?てか冷めた空気感なのね。
だから後半の動的な部分がさらに生きてくるんだと思うんだけど。

そっからはもう、人がどんどん死んでくわけよ。
容赦ないわけ。
ドライバーも命かかってるしね、なによりアイリーンとその息子の命もかかってるから。
超必死。
あたし銃とかライフルとか?の事知らないからあれだけど、
なんか頭が吹っ飛ぶくらい強力なやつで撃たれたり、
顔面をつぶれるほど踏みつけたり、頭に金槌で銃弾を打ち込もうとしたり、
超良く切れる剃刀で腕スーーってやったり、後半の海辺のシーンはほぼホラーの領域。
ひえーーー!
隣の女の子と一緒になって(赤の他人だけど)、手で目を被っちゃう部分も。
あ、指の間からしっかり見ました。なんとか耐えられるレベル。怖いけど。

この寡黙なヒーローがね、ものすごくかっこいいの。
ライアン・ゴスリングに萌えました。
キャリー・マリガンと合わせてね、二人で目で演技するのよ。
何度もきゅーーーん、としてしまいました。
目は口ほどにものを言うね。ほんと。

まあ何にせよ全編通してのドライヴ感がマジすごい。
そのドライヴ感に関しても、前半の静的さと、後半の動的さの対比もちゃんとしてる気がします。
最後までドライバーであり続けた彼に、グッと来ちゃいます。

あと劇中の音楽も相まって、相当スクリーンに引きつけられます。
背もたれから背中を離してついついググっと前のめりになってしまうほどの締め付け具合。

その音楽がね、すごく久石譲っぽく感じたんです。
それもジブリのではなく北野映画の久石譲ね。
ストーリーの無情な感じとか、なんていうか、ハッピーともバッドとも違う終わり方。
それも含めて、とても北野映画を感じました!!

あたしがちょうど求めてた分量の刺激!!
興奮の一本でした〜でも疲れた〜〜そして悲しい〜〜

おしまい。
[PR]
# by kutuganaru | 2012-04-12 00:08 | 映画
三谷映画に正直飽きている。

普通に面白かった。
でも「そりゃあ、面白いよね」って感じで。

なんだろう、古畑任三郎とか、十二人の怒れる日本人とか、
作れる人なんだから、もっともっとって期待しちゃうの。

だけど、「有頂天ホテル」くらいからなんか全部おんなじでさ、
あ、テレビドラマのなんかたくさん兄弟いるやつ、あれは面白かったけどね。

飽きちゃったんです。
あー知ってる知ってるって感じ。

でも三谷幸喜って絶対絶対すごい人だし、
これからももっと面白い作品いっぱい作っていくはずだから、
これからも期待し続けるんだろうな、とは思う。
[PR]
# by kutuganaru | 2011-11-19 18:07 | 映画
最近iphoneに機種変しまして、
何が一番よかったって、podcastが聞けることですよ。

私は10年くらい前から、TBSラジオの、伊集院光「深夜の馬鹿力」の大ファンですが、
あれ、深夜1時からなんで、寝ちゃって聞けないんです。

だからね、うれしかったなあ!podcastで聞けるって知って!
機種変してよかったなあ!ってあの時に一番思ったね。

それで、その中で伊集院光が言っていたのが、

ハードルの大事さ

同じ味のものでも、「ものっっっすごくおいしいよ!!」って聞かされて期待されて食べたときと、
「全然おいしくない」という前評判の元で食したのでは、全然感じ方違いますよね、って話。

だからあげすぎたハードルをちょっと下げたり、
今度は下がりすぎたからちょっっとだけあげてみたり、
その調整って結構大事よね。

そこでこの「冷たい熱帯魚」だ。

これ、世間様の前評判がめちゃくちゃいい。
R−18にも関わらずの異例のブランチ紹介とか、
映画館連日超満員のニュースに、
映画好きを豪語する方々や映画の評論を生業にしている方々の軒並みの高評価。
twitterも盛り上がりまくってました。
それはそれはすごい作品なんだろう、と。
しかし血みどろスプラッタがどうにも苦手な私ですので、
劇場で見る勇気がわかず、またDVDを自分の手で借りる勇気すらわかず。

それがほんとに偶然、ちょうどよく見れる機会に巡り会ったんですね。
しかも夜、一人で。

しかし、そのDVDをレンタルしてきた同居人の評価が、めちゃくちゃ低かったわけだ。

見終わった第一声がもう「全然おもしろくない・・・」だったから。
それも「・・・」がひたすらに強調されてるときたもんだ。
「エロくてグロきゃあそれでいいのか」と。

そこでハードルががくーーーん!と下がった訳ですね。

そして同時に、この作品を面白いと感じる事にたいする危惧も生まれてくる訳です。
逆にハードルが上がったとも言えるか?

とにかく見始めた。ちなみに見始めるときのあたし、そうとうビビってたよ。
もうびびりだけで気持ち悪くなるレベル。

しかしおやおや。序盤、全然普通じゃない。そこそこのスピード感もあって、飽きないし、
それぞれのキャラがすごく立っていて、面白く感じられる。

そして問題の解体シーンだけど、これはほんとに無念だが、早送った。
こんな私を、どうか誰も責めないでほしい。こればかりはしょうがないよ。

中盤、謎のレズシーンやでんでんのキレっぷり、吹越さんの情けなさの笑える演出。
エロシーンは、もっとすごいの想像していただけに、むしろ物足りないくらい。
もっと神楽坂恵のおっぱいを強調しなくていいのか?
娘のレズシーンは、いらないのか?

終盤、ちょっと長いな、と感じてくる。
最後の最後は、本当にちょっとしつこかった。
あれが、3分の1くらいになってたら、もっと面白かったという印象が強かったかもしれない。

まあいろいろ思うところもあったが、なかなか面白い映画ではあった。
しかしこの私の感想は、見る前の様々なハードルの調整が行われた結果のものだ。
例えば私が、よい評判だけをもとに作品を見ていたら、いったいどう感じただろうか。
同居人の彼が、この映画をべた褒めしていたとしたら、どういう風に思っただろうか。

まあただ、見た後に言えることは、この映画のすごいところはエロやグロな部分でもなければ、
メッセージでもない、ということだ。
エロやグロならもっとすごいのたくさんあるだろうし、
メッセージなど何もない(と、わたしは感じた。)

命などの大事なものがかかってるときの人間ほど、滑稽なものはない。

この1点につきると思う。

だから、でんでん演じる村田に父親へのトラウマがあることとか、
そういう設定が結構無駄に思えた。

村田のしゃべっている事って、間違ってるのに筋が通っていて、
そういう妙な説得力っていうのはとても面白かった。
そういうテンポ感で最後まで行ってくれたらよかったのになあ。

おわり。
[PR]
# by kutuganaru | 2011-11-19 17:47 | 映画

久しぶりの更新

一度始めると、とことん続けちゃうけど、
一度やめるともうそこから手つかずになってしまう。

そういうことって、往々にしてある。

というか、わたしの場合、そんなことだらけだ。人生。

つい1ヶ月くらい前は、ダイエットに燃えていたけれど、
すっかりあきらめてしまったし。
それで暴食でリバウンド。

ダイエットのお熱でヨガにも通い始めたけど、
月会員になって、お金もすごく高いけど、
最近はなかなか行けなくなってしまった。

週に3〜4回行っていたのが、今は週に1〜2回。

まあ、気持ちいいからいいんだけど。

そんな調子で、何事も長く続かない、
熱しやすく冷めやすいところは、
私がB型によく間違えられる理由の一つかもしれない。

そう、わたしよくB型に間違われるんです。
ほんとは、A型なんだけど。

B型の人に、よく仲間意識をもたれるのよ。
私も、B型の人って、すごく居心地がいいの。
個人主義で、さらに自由主義だからかしらね。
誰にも乱されないし、誰も乱そうとしない感じが、
一緒にいて楽なんだと思う。

あ、こんな話してると、血液型による人の性格とかの決めつけを
肯定しているみたいだな。

ま、してるってことなんでしょう。

今、一緒の部署で働いている人の血液型を知りたくて仕方ないんだけど、
全然仲良くないので、そんなことすら聞けません。

意外と気にしいなとこが、A型らしいでしょ?
[PR]
# by kutuganaru | 2011-11-19 16:53
安藤サクラの勢いがすごすぎて、評判もよかったのでTSUTAYAで借りました。

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

松田翔太・高良健吾・安藤サクラトリプル主演。
大森立嗣監督作品。

大森監督と言えば、「ゲルマニウムの夜」とかもなかなかに評判よいらしいけど、
「まほろ駅前多田便利軒」が結構ひどかった。
原作ファンを侮辱するかのような、俳優の可能性をつぶすような、
なんだか踏んだり蹴ったりの作品だった。

しかし、この作品はよかった。

青々とした、若者の、歪んでいるのにまっすぐな、ロードムービー。
鬱々とした、若者にしか通じない、共通言語のようであるのに、
でも誰でもが通り過ぎてきた、懐かしくもある情景。

施設で兄弟のようにして育ち、ビル解体の仕事をともにし、
夜はナンパ、知り合った女の子とセックスしたり、飲みにいったり。
そんなその日暮らしをするケンタとジュン。
ケンタは、兄のカズが起こした事件のせいで、
職場の先輩裕也から執拗ないじめを受け、賠償金と言われ、金をせびられていた。
ある日ケンタは反逆を決意する。ジュンは当たり前のようについていく。
ジュンにとって、ケンタについていくことは、
世の中の何よりも正しく、そして当たり前のことなのだ。

裕也の車をめちゃくちゃに破壊し、バイクを盗んで逃げる二人。
プラス一人。
そこには、ジュンを追ってきたカヨちゃんがいた。
ブスでバカでワキガのカヨちゃん。誰とでもセックスしちゃうカヨちゃん。

ケンタとジュンはカズを訪ねて網走に行くことにする。
カズなら、何かをぶっ壊してくれると、そう信じて。
しかし3人の旅はそう長くは続かない。
2人は車を離れたカヨちゃんを、置き去りにしてしまうのだ。

北へ、北へと旅をする2人。

施設仲間の洋輔との再会。

そしてカヨちゃんとの再会。

やがて3人で北海道にたどり着く。

網走でのカズとケンタの対話。

ジュンとカヨちゃんのレンアイのゆくえ。

そして・・・。


青春はイタイ。

このありふれた言葉がぴったりの、作品である。
あるのに、作品はちっともありふれてはいない。

バイクで走る2人の間を吹き抜ける風。
その風はきっと、清々しいと同時に、しっとりと湿っていて、少し生臭い。


高良健吾が、かなりいい味出してました。
「蛇にピアス」の時の、愛らしさと狂気の見事なバランスを感じました。
こういう役が、一番似合う。そしておひさまでやってる和成役は似合わない!!

安藤サクラはもうね。すごいね。
彼女。
これがカヨちゃんだ!!っていう感じがすごくした。
ほかの誰が演じても、この味は絶対出せなかったと思う。
この人しか、絶対に演じられない、と感じることって、実はすごく少ないですよね。


この作品を見ると、まだまだ自分が青いナ、青春まっただ中なんだナ
ということを、突きつけられますね。

早く大人になりたーい!
[PR]
# by kutuganaru | 2011-08-23 22:51 | 映画

ツリーオブライフ

あはははは

ついつい、笑ってしまうぜ。

「ツリーオブライフ」

ここまで意味のわからない映画・・・見たことあるぞ。。なんだっけ。
あ、あれだ。

「2001年宇宙の旅」だ。

きっと監督とかには作品の必然性みたいな、譲れない何かがあって、
見る人によってはそれを感じたりできるんだろうけど、
いやあ、わたしにはよくわからない。
うそごめん、全然わからない。

全然わからないのに、でも、面白い。
不快感はなく、美しい映像とか、その場その場の登場人物の心の機微とか、
そういうのが、何の前触れもなく、突如として、グサッ と刺さってくるの。
あれ、いったいなんなんだろう。

その正体はつかめぬまま。

また、ショーン・ペンの出番の少なさに驚きながら。

唐突なカットに、何度か吹きながら。


退屈と満喫の間にある、新しい映画体験をしてきました。


もっと寝ちゃうかなと思ってたけど、それほどでもなかったよ。

ちなみに人生で一番寝た映画は、ダントツで「めがね」です。
[PR]
# by kutuganaru | 2011-08-21 22:17 | 映画

黄色い星の子供たち

フランス国内で1942年に起きた、ユダヤ人一斉検挙。
フランスが戦後50年の間、認めなかったこの事実を、
当時を知る人に徹底的に取材して、作られた作品だそう。

フィクションであるものの、劇中にある話はすべて実際にあった出来事らしい。

「黄色い星の子供たち」

第2次世界大戦中、パリ。ユダヤ人はみな、胸に黄色い星のマークをつけていた。
街のいたるところがユダヤ人立入り禁止で、差別する人もいる。
それでもドイツやポーランドなんかでの強制収容のようなことにはなっていないこの地で、
ユダヤ人たちは、慎ましくも幸せで平和な日々を過ごしていた。

ある日の明け方、フランス政府による、ユダヤ人一斉検挙が突如、行われた。

ユダヤ人23000人検挙を目標としていたフランス政府はしかしこの日、
13000人しか検挙することができなかった。

その13000人は、ヴェル・ディヴと呼ばれる競輪場に一斉に収容される。
5日間食べ物も飲み物も与えられず、衛生的にも最悪な状況で、
病気にかかる人、そして命を落とす人は耐えない。

自身もユダヤ人で収容されながら、収容所の医師として働く男のもとに、
一人の看護婦が赤十字から派遣される。

しかし、医師と看護婦の数は圧倒的にたりない。
13000人を、たった6人で見ているのだ。

そんな中、ヴェル・ディヴからの一斉移送が決定した。
今度はベットや水場はあるが、衛生環境の最悪な収容所である。
しかし、こちらでも家族がともに過ごせるだけましである。

その後、家族は全員引き裂かれ、順に連れて行かれるのだから。


物語は、
収容されたユダヤ人一家
ヴェル・ディヴから逃げ出した一人の女の子
ユダヤ人医師として収容所で働く男(ジャン・レノ)
赤十字より派遣された看護婦(メラニー・ロラン)
らの登場人物の視点を丁寧に描く。
中でもユダヤ人一家の少年ジョーと、その少年の友人の弟トトの名演技が光る。
実際は現代に生きているはずの彼らの瞳には、「生きる」という意思と、
「空虚」そのものが混在している。
どうしたら、そんな瞳の演技ができるの?

そして看護婦役のメラニー・ロラン。
彼女、すごく好きです。
おとなしくても芯の強い、意思のある女性を見事に演じています。
流れる涙の粒の大きさは、スタジオジブリ作品を彷彿とさせるものがあります。

絶望の中で、それでも離れまいとする家族の情景に、何度も涙しました。
その涙は、感動、とか悲しみ、とかとは少し違う、
怒り、とか憤り、とか、やるせなさ、とかなんだろうと思う。

今ここで、涙を流すということを、
偽善であると感じて、自己嫌悪に陥りそうになる。
けれど、それは別に、意味のある涙ではないのだ、きっと。
現象として、涙が自然に流れてくる。
つらくて、それは確かに自分勝手ではあるけれど、そこで泣くか泣かないかというのは、
ほんとはどうでもよくて。たまたま泣いちゃったってだけで、そこに意味を見いだしたくない。

そんなことが重要なんじゃなくて。

事実を事実として受け止め、繰り返さないと今一度自分に誓うことである、とにかく。
それは何も、戦争中に限った話ではなく。
生きていく中で起こる、ほんの些細なことでもなんでも。
ああいったことは繰り返してはいけないし、
そのようなことが起こっているのを無視してはいけないし、
声をあげなければいけないだろうきっとわたしたちは。

そういうことを、心や頭の片隅に入れておくのかおかないのか、
それだけで人ってちょっと違うと思うし、
映画ってそればかりじゃないけれど、でも映画の可能性とか意味とかの、
数ある中の一つにはなるんじゃないだろうか。
と、まじめなことを思ってみたりするのだ。

戦争ものには、めっきり弱いわたしなのである。
[PR]
# by kutuganaru | 2011-08-18 23:56 | 映画

モールス

えっと、会社の映画部というのに誘っていただきまして、
その映画部っていうのが、
劇場と日時だけ決めて、各々その回の映画を見たり見なかったりして、
見終わった後にご飯食べながら話したり話さなかったりっていう、
すごく自由度高く、映画を見るスタンスが自分にとっても近いので、
遠慮なく入部させていただいたんです。

その第1回目の作品が

「モールス」

これ、スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」ってゆう作品のハリウッドリメイク。
キック・アスとかで一躍有名になったクロエ・グレース・モレッツちゃん主演。
基本的には、かなり忠実なリメイクにも関わらず、
ここまで印象の変わった作品てゆうのも、珍しいなと。
スウェーデン版のエリってゆうのは、
美少女、って感じじゃないんですね。
野性的なんだけど、内側に深い悲しみを秘めているような、
絶望、みたいな瞳をしていて。
だから、オスカーっていう少年と出会って、友だちになれたことで
その絶望や悲しみがちょっと薄らいだというか、それが救いになったという、
すごく自然な流れを感じたわけ。

今回の作品は、クロエちゃんがかわいすぎるために、
魔性の女が計算ずくで自分の奴隷を手に入れた。
みたいな、はっきり言っちゃうとゲスい話に思えちゃって、なんかエグかったのよね。

北欧版は、白い、雪のしんしんと降る中、
血までもが美しく、すべてがその美しさに回収されてゆくような感じがあり、
それがとてもよかったってことなんだな、てゆうことを改めて感じました。
そういう意味では、見てよかったかな。


しかしクロエちゃんがかわいかったし、
ひどいハリウッドリメイク、という感じではなく、
あくまで個人的に、あまり馴染めなかったということで、
作品として決して悪い訳ではないけれど、
なんだかなあ、という煮え切れなさを残すことになりました。
[PR]
# by kutuganaru | 2011-08-12 10:04 | 映画

ゾンビランド

ジェシー・アイゼンバーグってかっこいいよね。


「ゾンビランド」


とにかくアメリカ合衆国がゾンビでいっぱいになってしまった世界。
主人公(通称コロンバス)は胃弱の童貞大学生であるが、なぜか生き延びていた。
それは自分に課したルールのおかげだった。

・有酸素運動
・後部座席は確認すること。
・2度撃ち
・ヒーローにならない

とにかく油断のならない世の中だ。
少しの油断で、次の瞬間には自分もゾンビ。
こんな世の中、絶対にイヤだ。きつすぎる。

そんな中、射撃の腕がぴか一で、キレるとかなりヤバい男、通称タラハシ、
美人詐欺師のウィチタ、リトルロック姉妹の3人と出会う。
そんで、三人と目的地目指して旅していくうちに、
人を信じられなかった引きこもり青年が、
絆とか恋とか友情とかを知っていくロードムービー。
スピード感とかもう最初から最後まで

ズガーン!!!

って感じで、ゾンビ気持ち悪いけどでもめちゃくちゃ爽快!
もはや気持ちいい!!

そんでとにかくジェシーくんかっこいいんで、次はイカとクジラ見ようと思います!!
[PR]
# by kutuganaru | 2011-08-09 23:24 | 映画

フローズンリバー

どこまでも母の話。

「母」という共通項があるだけで、
人種も、貧富の差も関係なく、
友だちになることができる。

「フローズンリバー」

主人公の夫は博打で借金を作り、家を買う資金を持ち逃げした。

途方に暮れるも夫を探しに訪れたビンゴ会場で、
夫の車を盗んだという女性に出くわす。
モホーク族の彼女は、その車が2000ドルで売れるかもしれないと嘘をつき、
主人公に不法入国の運び屋をさせる。
固く凍った、川を渡って。

2人の息子を一人で養わなければいけない主人公は、
一回で大金の入る仕事に、次第にのめり込んでいく。
白人は疑われないし、先住民族の自治区をうまく使っているのでリスクの少ない犯罪ではあるのだ。
夫の持ち逃げした金を取り戻すべく、主人公は犯罪を重ねてゆく。

一方モホーク族の彼女も、母親なのであった。
死んだ夫の母親に、生まれたばかりの子どもを奪われてしまったが、
きちんとした生活ができるようになったら、取り返そうともくろんでいた。

家を買う金が貯まり、これで最後にしようと思っていた矢先、
事件が おこる。

雪の様に静かに心に降り積もり、
いつまでも溶けないしこりとなって、私の中に残り続ける。
きっと「母」になってから見ると、より深く味わうことができるのだろう。
でもそれは結構つらすぎるので、このくらいでちょうどよい。

雪があまり降らない、降ってもつもらない土地に育ったわたしは、
雪がつもっているだけでとても違和感を覚える。
それは主に、音の反響にあると思われる。
雪がつもると、周囲の音を吸収して、あたりは しん とする。
しん として、暗く、人通りもないと、なんだか世の中に頼るものもなにもいないような、
物寂しい気分に、なりますよね。

犯罪すらも、美しく、それは間違っているのに、とても正しい。
とっても正しいのに、どうしようもなく間違っている。

ああ

ため息をつかずにはいられない。

心温まるラストに、思わず笑顔になりました。

いい映画見た。
[PR]
# by kutuganaru | 2011-08-09 22:45 | 映画