三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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<   2012年 04月 ( 3 )   > この月の画像一覧

1973年、冷戦下のイギリスとソ連の情報戦。
二重スパイを探す任務を与えられた元英国諜報部《サーカス》の老スパイ。
それを演じるのが、本作で初(?)のアカデミー賞主演男優賞ノミネートのゲイリー・オールドマン。
共演にコリン・ファース、トム・ハーディ、などなど。
と来たら、見ない訳にはいかないでしょう!!

ってなことは全くない!!
スパイものとか普段からあんまり見ないし、そもそも難しいの苦手だし。。
この映画に惹かれたポイントは以下3つだ!
①コリン・ファースが出てる(最近好きなの)
②監督が「ぼくのエリ 200歳の少女」のトーマス・アルフレッドソン。
③予告編がめちゃくちゃ面白そう!!

相当難しいということは何となくわかってたので、
とにかく気合い入れて見始めたのですが。。

やっぱり難しかった。。

ソ連と冷戦下にあるイギリスで、英国諜報部、通称サーカスのメンバーの中から、
二重スパイ《もぐら》を探す任務を遂行する主人公スマイリー。
彼はブタペストで行われた第一のもぐら探し作戦に失敗した上司のコントロールとともに、
サーカスを辞職し、不毛な日々を過ごしていた。
しかし上司のコントロールは謎の死を遂げ、次官からもぐら探しを任命される。
絶大な信頼をおくスカルプハンターのギラムと伴に、調査をすすめる。
事件の陰にソ連国家保安委員会《KGB》のカーラの存在を感じながら、
スマイリーは《もぐら》へと静かに、しかし確実に迫っていくのだった。

と、書いててもちょっとよく意味わかってないくらい複雑なあらすじで、
しかも理解が全然追いついてないから、衝撃の結末!とか言われても、
どう衝撃なのかイマイチわからないのね。
あと、これは完全に私の頭の悪さなんだけど、名前とか顔が似てる人とかがごっちゃになって、
同一人物を違う人だと思ったり、全然違う登場人物を同一人物だと思ったりしてて、
見終わった後に公式HPを見たらびっくり。
その辺の前知識を入れてから見てくださいねってご丁寧にも書いてあるじゃないの。
完全に失敗した。。

なのに、それなのに!128分の上映時間が全然長く感じない。むしろ短いとすら感じる。

全編に張り巡らされた不穏な空気。
つい息するのを忘れるほどの緊迫感。
スパイなんて仕事はきっと、気の休まる暇も、心の底から信頼できる相手もないんだろうから、
その緊張感を追体験するような全体の作りになっています。

なによりこの映画、派手なドンパチがいっさいありません。
あくまで頭脳戦。
しかしながら必要とあらば、残酷な死体もきっちり描く。
傷口にわいたうじが無数のハエになってたし、風呂場に臓物浮いてたからね。オエ。
でもそれは決して行き過ぎた表現ではなく、
監督の、映画に対してのそしておそらくは原作に対しての誠実さを感じます。
誠実さ故のグロなら、あたしだってちゃんと見れるのです。

とにかく緊張感あふれる2時間超でぐったり。。
最後はしっかり続編を感じさせる作りになっておりました。

そしてエンドロールなんですが、これまた。
表現しづらいんだけど、下から上に上がっていくまさにエンドロールなんだけど、
ぼーっと見てると、右寄りに出てた文字がいつのまにか真ん中に移動してる。
そして左側に、また真ん中に。
じーっと見てると変化に気づかないだまし絵みたいなやつになってて、
それが映画全体に漂う不穏さを象徴するようで、最後まで気持ちよく怖かったです!

ちょっと意味がわからなすぎて悔しいので、
多分もう一回ちゃんと見ます!!
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by kutuganaru | 2012-04-23 00:38 | 映画

世界がすべてだ。

最近ダウナー気味なわたし。
仕事も数字まみれで頭痛の毎日。

ぼうっとtwitter眺めてたら、ライブのお知らせがございましたので、
行って参りました、アイシッツ。

ぼうっとしながら、わたしってアイシッツの何が好きなのかしら。
と、考えつつ、見ます。

音楽を集中して聞く、ということができないのです、わたし。
どんな音楽も、すべてBGMなのですね。

なので音楽を聞きつつも、考えてしまうわけですが、
その音楽に対する私の不真面目な姿勢が、アイシッツを好きなゆえんでもあるのです。

あ、アイシッツってゆうのは、わたしと同じ高校出身の方が二人いるバンドで、
映画音楽とかもやってるみたいだし、ボーカルの女の子はCMのナレーションとかしてるらしい。
かわいい声。

ようは世界なのだ。

わたしは音楽、とくに歌詞からメッセージを受け取るということができない。
もしくはしたくない。どっちかわかんないけど、
とにかくメッセージを押し付けられたくない。
あ、それは音楽だけじゃなく、映画とか、ほかの表現とかもそうだな。
いい事言ってます感、もしくは悪い事言ってます感、が苦手。

アイシッツはね、メッセージを押し付けられてる感じが全くなくて、
なのに、世界ってゆうか、空気ってゆうか、
そういうのが空間に充満していって、そしてその空気に圧力をいっさい感じない。
すごく自然。

超ギリギリなのね、一瞬嫌いそうなわけ。
私が嫌いそうなパフォーマンスなわけ。
なのに、そのギリッギリのラインで、大好き!に転ぶのよその世界観が。
うまくハマるのね。
なんでだろね。

今日はパーカッションが参加していたのもとってもよかったです。
音楽にひどく疎い私なので、人が加わったり抜けたりすることで、
こんなにも全体の雰囲気が変わるものなのかと、驚きました。
つまり、音ではなく、雰囲気が、空気が、世界が変わるということです。
どちらがいいとか悪いとかはないのですが、変化っていうのは良いものだと思いますので。

すてきな人、前を向いている人、がんばっている人を目の当たりにして、
結局は自己嫌悪のダウナー気分から抜け出せなかった私なのでした。
テヘペロ☆

明日は友だちの結婚式。
早くほの暗い場所から抜け出したいわん。
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by kutuganaru | 2012-04-21 00:59
ライアン・ゴスリング主演『ドライヴ』見てきました。
全部書いてるからこれ【ネタバレ】どころの話じゃありませんね。
未見の人は読まない方がいいかも!!

別に、これが久しぶりに更新するに値する作品だったから更新した、
というわけではなく、気分です、気分。

いつも映画見た後、twitterとかでつぶやいて終わりにしちゃうんだけど、
そうすると、見た直後の感想忘れちゃうんだよね。
いろいろ頭の中でこねくり回してるうちに、
結局自分はどう感じたんだろうとか、わかんなくなっちゃうのってもったいないすよね。

昼はスタントマン&自動車修理工、夜は犯罪者を逃がすドライバー。
天涯孤独な男が、アパートで人妻のアイリーンと出会う。
彼女とその息子と次第に仲良くなるドライバー。
しかし彼女には服役中の旦那が。そしてその旦那、もうすぐ出所してくるのです。

出所した旦那は、刑務所内で多額の借金を作っていて、
その不当な借金を返すために強盗を強要されるのですが、
主人公はその逃げる際のドライバーをすることに。
しかしその強盗は仕組まれたもので、旦那はあっけなく殺されてしまう。
共犯者のふりしてお金をもって車に乗り込んだ女もその後めった撃ち。

ここから突然バイオレンス前回血みどろスピードアクションに!

そこまでは、キャリー・マリガン演じるアイリーンとドライバーの淡い恋の予感とか、
超度級に(途中言語障害かと勘違いするほど)寡黙なドライバーの仕事のたんたんぶりとか、
結構静かな雰囲気で、まあそれが若干怖いではあるんだけど、
怖いくらいの静謐な?てか冷めた空気感なのね。
だから後半の動的な部分がさらに生きてくるんだと思うんだけど。

そっからはもう、人がどんどん死んでくわけよ。
容赦ないわけ。
ドライバーも命かかってるしね、なによりアイリーンとその息子の命もかかってるから。
超必死。
あたし銃とかライフルとか?の事知らないからあれだけど、
なんか頭が吹っ飛ぶくらい強力なやつで撃たれたり、
顔面をつぶれるほど踏みつけたり、頭に金槌で銃弾を打ち込もうとしたり、
超良く切れる剃刀で腕スーーってやったり、後半の海辺のシーンはほぼホラーの領域。
ひえーーー!
隣の女の子と一緒になって(赤の他人だけど)、手で目を被っちゃう部分も。
あ、指の間からしっかり見ました。なんとか耐えられるレベル。怖いけど。

この寡黙なヒーローがね、ものすごくかっこいいの。
ライアン・ゴスリングに萌えました。
キャリー・マリガンと合わせてね、二人で目で演技するのよ。
何度もきゅーーーん、としてしまいました。
目は口ほどにものを言うね。ほんと。

まあ何にせよ全編通してのドライヴ感がマジすごい。
そのドライヴ感に関しても、前半の静的さと、後半の動的さの対比もちゃんとしてる気がします。
最後までドライバーであり続けた彼に、グッと来ちゃいます。

あと劇中の音楽も相まって、相当スクリーンに引きつけられます。
背もたれから背中を離してついついググっと前のめりになってしまうほどの締め付け具合。

その音楽がね、すごく久石譲っぽく感じたんです。
それもジブリのではなく北野映画の久石譲ね。
ストーリーの無情な感じとか、なんていうか、ハッピーともバッドとも違う終わり方。
それも含めて、とても北野映画を感じました!!

あたしがちょうど求めてた分量の刺激!!
興奮の一本でした〜でも疲れた〜〜そして悲しい〜〜

おしまい。
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by kutuganaru | 2012-04-12 00:08 | 映画