三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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<   2011年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

安藤サクラの勢いがすごすぎて、評判もよかったのでTSUTAYAで借りました。

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

松田翔太・高良健吾・安藤サクラトリプル主演。
大森立嗣監督作品。

大森監督と言えば、「ゲルマニウムの夜」とかもなかなかに評判よいらしいけど、
「まほろ駅前多田便利軒」が結構ひどかった。
原作ファンを侮辱するかのような、俳優の可能性をつぶすような、
なんだか踏んだり蹴ったりの作品だった。

しかし、この作品はよかった。

青々とした、若者の、歪んでいるのにまっすぐな、ロードムービー。
鬱々とした、若者にしか通じない、共通言語のようであるのに、
でも誰でもが通り過ぎてきた、懐かしくもある情景。

施設で兄弟のようにして育ち、ビル解体の仕事をともにし、
夜はナンパ、知り合った女の子とセックスしたり、飲みにいったり。
そんなその日暮らしをするケンタとジュン。
ケンタは、兄のカズが起こした事件のせいで、
職場の先輩裕也から執拗ないじめを受け、賠償金と言われ、金をせびられていた。
ある日ケンタは反逆を決意する。ジュンは当たり前のようについていく。
ジュンにとって、ケンタについていくことは、
世の中の何よりも正しく、そして当たり前のことなのだ。

裕也の車をめちゃくちゃに破壊し、バイクを盗んで逃げる二人。
プラス一人。
そこには、ジュンを追ってきたカヨちゃんがいた。
ブスでバカでワキガのカヨちゃん。誰とでもセックスしちゃうカヨちゃん。

ケンタとジュンはカズを訪ねて網走に行くことにする。
カズなら、何かをぶっ壊してくれると、そう信じて。
しかし3人の旅はそう長くは続かない。
2人は車を離れたカヨちゃんを、置き去りにしてしまうのだ。

北へ、北へと旅をする2人。

施設仲間の洋輔との再会。

そしてカヨちゃんとの再会。

やがて3人で北海道にたどり着く。

網走でのカズとケンタの対話。

ジュンとカヨちゃんのレンアイのゆくえ。

そして・・・。


青春はイタイ。

このありふれた言葉がぴったりの、作品である。
あるのに、作品はちっともありふれてはいない。

バイクで走る2人の間を吹き抜ける風。
その風はきっと、清々しいと同時に、しっとりと湿っていて、少し生臭い。


高良健吾が、かなりいい味出してました。
「蛇にピアス」の時の、愛らしさと狂気の見事なバランスを感じました。
こういう役が、一番似合う。そしておひさまでやってる和成役は似合わない!!

安藤サクラはもうね。すごいね。
彼女。
これがカヨちゃんだ!!っていう感じがすごくした。
ほかの誰が演じても、この味は絶対出せなかったと思う。
この人しか、絶対に演じられない、と感じることって、実はすごく少ないですよね。


この作品を見ると、まだまだ自分が青いナ、青春まっただ中なんだナ
ということを、突きつけられますね。

早く大人になりたーい!
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by kutuganaru | 2011-08-23 22:51 | 映画

ツリーオブライフ

あはははは

ついつい、笑ってしまうぜ。

「ツリーオブライフ」

ここまで意味のわからない映画・・・見たことあるぞ。。なんだっけ。
あ、あれだ。

「2001年宇宙の旅」だ。

きっと監督とかには作品の必然性みたいな、譲れない何かがあって、
見る人によってはそれを感じたりできるんだろうけど、
いやあ、わたしにはよくわからない。
うそごめん、全然わからない。

全然わからないのに、でも、面白い。
不快感はなく、美しい映像とか、その場その場の登場人物の心の機微とか、
そういうのが、何の前触れもなく、突如として、グサッ と刺さってくるの。
あれ、いったいなんなんだろう。

その正体はつかめぬまま。

また、ショーン・ペンの出番の少なさに驚きながら。

唐突なカットに、何度か吹きながら。


退屈と満喫の間にある、新しい映画体験をしてきました。


もっと寝ちゃうかなと思ってたけど、それほどでもなかったよ。

ちなみに人生で一番寝た映画は、ダントツで「めがね」です。
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by kutuganaru | 2011-08-21 22:17 | 映画

黄色い星の子供たち

フランス国内で1942年に起きた、ユダヤ人一斉検挙。
フランスが戦後50年の間、認めなかったこの事実を、
当時を知る人に徹底的に取材して、作られた作品だそう。

フィクションであるものの、劇中にある話はすべて実際にあった出来事らしい。

「黄色い星の子供たち」

第2次世界大戦中、パリ。ユダヤ人はみな、胸に黄色い星のマークをつけていた。
街のいたるところがユダヤ人立入り禁止で、差別する人もいる。
それでもドイツやポーランドなんかでの強制収容のようなことにはなっていないこの地で、
ユダヤ人たちは、慎ましくも幸せで平和な日々を過ごしていた。

ある日の明け方、フランス政府による、ユダヤ人一斉検挙が突如、行われた。

ユダヤ人23000人検挙を目標としていたフランス政府はしかしこの日、
13000人しか検挙することができなかった。

その13000人は、ヴェル・ディヴと呼ばれる競輪場に一斉に収容される。
5日間食べ物も飲み物も与えられず、衛生的にも最悪な状況で、
病気にかかる人、そして命を落とす人は耐えない。

自身もユダヤ人で収容されながら、収容所の医師として働く男のもとに、
一人の看護婦が赤十字から派遣される。

しかし、医師と看護婦の数は圧倒的にたりない。
13000人を、たった6人で見ているのだ。

そんな中、ヴェル・ディヴからの一斉移送が決定した。
今度はベットや水場はあるが、衛生環境の最悪な収容所である。
しかし、こちらでも家族がともに過ごせるだけましである。

その後、家族は全員引き裂かれ、順に連れて行かれるのだから。


物語は、
収容されたユダヤ人一家
ヴェル・ディヴから逃げ出した一人の女の子
ユダヤ人医師として収容所で働く男(ジャン・レノ)
赤十字より派遣された看護婦(メラニー・ロラン)
らの登場人物の視点を丁寧に描く。
中でもユダヤ人一家の少年ジョーと、その少年の友人の弟トトの名演技が光る。
実際は現代に生きているはずの彼らの瞳には、「生きる」という意思と、
「空虚」そのものが混在している。
どうしたら、そんな瞳の演技ができるの?

そして看護婦役のメラニー・ロラン。
彼女、すごく好きです。
おとなしくても芯の強い、意思のある女性を見事に演じています。
流れる涙の粒の大きさは、スタジオジブリ作品を彷彿とさせるものがあります。

絶望の中で、それでも離れまいとする家族の情景に、何度も涙しました。
その涙は、感動、とか悲しみ、とかとは少し違う、
怒り、とか憤り、とか、やるせなさ、とかなんだろうと思う。

今ここで、涙を流すということを、
偽善であると感じて、自己嫌悪に陥りそうになる。
けれど、それは別に、意味のある涙ではないのだ、きっと。
現象として、涙が自然に流れてくる。
つらくて、それは確かに自分勝手ではあるけれど、そこで泣くか泣かないかというのは、
ほんとはどうでもよくて。たまたま泣いちゃったってだけで、そこに意味を見いだしたくない。

そんなことが重要なんじゃなくて。

事実を事実として受け止め、繰り返さないと今一度自分に誓うことである、とにかく。
それは何も、戦争中に限った話ではなく。
生きていく中で起こる、ほんの些細なことでもなんでも。
ああいったことは繰り返してはいけないし、
そのようなことが起こっているのを無視してはいけないし、
声をあげなければいけないだろうきっとわたしたちは。

そういうことを、心や頭の片隅に入れておくのかおかないのか、
それだけで人ってちょっと違うと思うし、
映画ってそればかりじゃないけれど、でも映画の可能性とか意味とかの、
数ある中の一つにはなるんじゃないだろうか。
と、まじめなことを思ってみたりするのだ。

戦争ものには、めっきり弱いわたしなのである。
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by kutuganaru | 2011-08-18 23:56 | 映画

モールス

えっと、会社の映画部というのに誘っていただきまして、
その映画部っていうのが、
劇場と日時だけ決めて、各々その回の映画を見たり見なかったりして、
見終わった後にご飯食べながら話したり話さなかったりっていう、
すごく自由度高く、映画を見るスタンスが自分にとっても近いので、
遠慮なく入部させていただいたんです。

その第1回目の作品が

「モールス」

これ、スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」ってゆう作品のハリウッドリメイク。
キック・アスとかで一躍有名になったクロエ・グレース・モレッツちゃん主演。
基本的には、かなり忠実なリメイクにも関わらず、
ここまで印象の変わった作品てゆうのも、珍しいなと。
スウェーデン版のエリってゆうのは、
美少女、って感じじゃないんですね。
野性的なんだけど、内側に深い悲しみを秘めているような、
絶望、みたいな瞳をしていて。
だから、オスカーっていう少年と出会って、友だちになれたことで
その絶望や悲しみがちょっと薄らいだというか、それが救いになったという、
すごく自然な流れを感じたわけ。

今回の作品は、クロエちゃんがかわいすぎるために、
魔性の女が計算ずくで自分の奴隷を手に入れた。
みたいな、はっきり言っちゃうとゲスい話に思えちゃって、なんかエグかったのよね。

北欧版は、白い、雪のしんしんと降る中、
血までもが美しく、すべてがその美しさに回収されてゆくような感じがあり、
それがとてもよかったってことなんだな、てゆうことを改めて感じました。
そういう意味では、見てよかったかな。


しかしクロエちゃんがかわいかったし、
ひどいハリウッドリメイク、という感じではなく、
あくまで個人的に、あまり馴染めなかったということで、
作品として決して悪い訳ではないけれど、
なんだかなあ、という煮え切れなさを残すことになりました。
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by kutuganaru | 2011-08-12 10:04 | 映画

ゾンビランド

ジェシー・アイゼンバーグってかっこいいよね。


「ゾンビランド」


とにかくアメリカ合衆国がゾンビでいっぱいになってしまった世界。
主人公(通称コロンバス)は胃弱の童貞大学生であるが、なぜか生き延びていた。
それは自分に課したルールのおかげだった。

・有酸素運動
・後部座席は確認すること。
・2度撃ち
・ヒーローにならない

とにかく油断のならない世の中だ。
少しの油断で、次の瞬間には自分もゾンビ。
こんな世の中、絶対にイヤだ。きつすぎる。

そんな中、射撃の腕がぴか一で、キレるとかなりヤバい男、通称タラハシ、
美人詐欺師のウィチタ、リトルロック姉妹の3人と出会う。
そんで、三人と目的地目指して旅していくうちに、
人を信じられなかった引きこもり青年が、
絆とか恋とか友情とかを知っていくロードムービー。
スピード感とかもう最初から最後まで

ズガーン!!!

って感じで、ゾンビ気持ち悪いけどでもめちゃくちゃ爽快!
もはや気持ちいい!!

そんでとにかくジェシーくんかっこいいんで、次はイカとクジラ見ようと思います!!
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by kutuganaru | 2011-08-09 23:24 | 映画

フローズンリバー

どこまでも母の話。

「母」という共通項があるだけで、
人種も、貧富の差も関係なく、
友だちになることができる。

「フローズンリバー」

主人公の夫は博打で借金を作り、家を買う資金を持ち逃げした。

途方に暮れるも夫を探しに訪れたビンゴ会場で、
夫の車を盗んだという女性に出くわす。
モホーク族の彼女は、その車が2000ドルで売れるかもしれないと嘘をつき、
主人公に不法入国の運び屋をさせる。
固く凍った、川を渡って。

2人の息子を一人で養わなければいけない主人公は、
一回で大金の入る仕事に、次第にのめり込んでいく。
白人は疑われないし、先住民族の自治区をうまく使っているのでリスクの少ない犯罪ではあるのだ。
夫の持ち逃げした金を取り戻すべく、主人公は犯罪を重ねてゆく。

一方モホーク族の彼女も、母親なのであった。
死んだ夫の母親に、生まれたばかりの子どもを奪われてしまったが、
きちんとした生活ができるようになったら、取り返そうともくろんでいた。

家を買う金が貯まり、これで最後にしようと思っていた矢先、
事件が おこる。

雪の様に静かに心に降り積もり、
いつまでも溶けないしこりとなって、私の中に残り続ける。
きっと「母」になってから見ると、より深く味わうことができるのだろう。
でもそれは結構つらすぎるので、このくらいでちょうどよい。

雪があまり降らない、降ってもつもらない土地に育ったわたしは、
雪がつもっているだけでとても違和感を覚える。
それは主に、音の反響にあると思われる。
雪がつもると、周囲の音を吸収して、あたりは しん とする。
しん として、暗く、人通りもないと、なんだか世の中に頼るものもなにもいないような、
物寂しい気分に、なりますよね。

犯罪すらも、美しく、それは間違っているのに、とても正しい。
とっても正しいのに、どうしようもなく間違っている。

ああ

ため息をつかずにはいられない。

心温まるラストに、思わず笑顔になりました。

いい映画見た。
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by kutuganaru | 2011-08-09 22:45 | 映画

闇の列車、光の旅 

メキシコからアメリカに向かう列車。
その屋根の上には、国境超えを目指す、たくさんの人々がひしめき合っている・・

サイラもその一人だった。

父とともに乗り込んだその列車の屋根の上で、突如ギャングに襲われるサイラ。
サイラを助けたのは、ギャング仲間のカスペル。
二人は列車の上で運命の出会いを果たす。

仲間を裏切った罪から、ギャングに命を狙われるカスペル。
列車の上でも疎まれる彼に、サイラは淡い恋心を寄せる。

二人は目指す。国境を。そして国境の先にある、悲しみのない世界を。
しかし、若きギャングの制裁は、甘いものではなかった、
目の前の川を渡れば国境越えとなったその日、過酷な運命が、二人を襲う・・・。

彼がいたから、強く、前向きになれた。
彼女がいたから、生きようと思えた。

燃えるような情熱的な愛ではないけれど、
淡く、ほのかな恋心が、二人を光の方へと導く。

純粋で、透明で、キラキラとした瞳。
その瞳のまま、暴力的な世界に入らざるを得ない現状。
ブラッド・ダイアモンドとか、多分ジョニー・マッド・ドック(まだ見てないんだけど)とか、
ギャングや兵士として人を殺すしか生きる術のない少年ていうのが、
この世にまだまだいるんだと、つらくなる。
つらくなるけど、目を離しちゃいけないんだとも思う。

ストーリーもとてもよくできていて、
世の中の不条理さとか子どもが背負う過酷さとかが、とても丁寧に描かれていた。
丁寧なだけ、余計つらかった。
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by kutuganaru | 2011-08-07 14:12 | 映画

プレシャス

声が出ません。
それはもう、驚くほど。
今はやりののど風邪らしいのです。
不本意ながら、流行に乗っちゃいました。
こんなときばかり。ちくしょー。

わたしのこと知ってる人なら、驚くと思いますよ。
このわたしが、しゃべらないなんて。
ストレスでよけい具合悪くなってきたー

まあ、いい機会でしょう。久しぶりにDVDでもみましょうか。
ってんで、近所のTSUTATAに初めて行きまして、
店員にしゃべれない人だと勘違いされながら借りてきました。
ああ、DVD見るの、ほんとに久しぶり。


「ブレシャス」

てか今まで見てないことに、自分でびっくりだよ。
ようやく見れてよかった。

ハーレムに住む、貧しくて生活保護を受けながら学校に通う女の子、プレシャス。
彼女は16歳で中学生。読み書きはできない。そしてお腹には父親との2人目の子を妊娠していた。
母親は、娘への嫉妬心から暴力を繰り返し、父親は家を出たきり帰ってこない。
頼れる人もいない、お金もないまま、プレシャスは太った体で精一杯のおしゃれをし、
自分がスターになる妄想にふけっていた。
妊娠していることが学校に知れ、退学になってしまうも、
校長の計らいで、EOTOというフリースクールに通うことになる。
クールなレイン先生と個性的なクラスメイトのもと、自分の居場所をようやく見つけたと感じるプレシャス。

そして、お腹の中の子が生まれる。

退院し、迷いながらも実家に帰るが、母親の暴力に危険を察知しレイン先生を頼る。
やがて、住むところを見つけ、生まれた子供を育てながらフリースクールに通う日が始まるが、
そこに、最大の試練が待ち受けていて・・・


なんでこんなに悲しいんだ、全く。
きっと、誰に腹を立てたらいいのやら、わからないからよけいにやるせないのだ。

プレシャスがあんなに太っちゃうのは、
高カロリーなものほど安く手に入るという貧しい街の事情や、
無理矢理食べさすお母さんの虐待などの影響だという。
これからは太った人を馬鹿にはできません。

それでもプレシャスは夢を見ることを忘れない。
あきらめない。もしあきらめそうになったら、周りの人がそうさせない。
でもその夢がまた、非常になんていうか悲しい。
だって絶対かなわないんだもん。。

虐待を繰り返した非道な母。
しかし「プレシャス=宝物」と名付けたのもまた、母親なのである。
この辺が複雑だし、またすげえ泣けるんだわ。

なんかとにかくすげえ泣いたわ。

ところで、プレシャスを演じたガボレイちゃん。
プロフィール読んだら同じ年でした。
これから女優としてやっていくのか・・・
2年後くらいに激痩せしてなんかの映画に出てたりして。
とにかく映画にも出たことだし、早死にしないためにも、それなりにやせて欲しいと願うよ。
マツコ・デラックスも、あの体を維持する秘訣は、死を覚悟することだと言っていたし。

レイン先生がめちゃくちゃかっこ良くてきれいで好きでした!!

遅くなったけど見れてよかった。
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by kutuganaru | 2011-08-06 20:37 | 映画