三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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<   2010年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧

私の敬愛する、森見登美彦氏のブログである。

下記URLより、ぜひ見に行ってもらいたい。

高望みを捨て、そこに残るのは、阿呆の魂である。
バカにすることなかれ。
阿呆の魂は、なかなかにしたたかなくせ者なのである。
一度読んだらもうやみつき。
簡単にはやめられません。

この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
http://d.hatena.ne.jp/Tomio/

ちなみに、amazonのマトグロッソというwebマガジンにて、
森見登美彦氏が連載をしている。
その名も「熱帯」。
佐山尚一という作家の書いた「熱帯」という本をめぐり、
森見登美彦氏と大層似通った主人公を初め、
毎度ながらとても魅力的な登場人物たちが繰り広げるお話である。
この作品を読んでいると、とても不思議な気分になる。
これは私が会社にて仕事がないときに読んでいるから、というわけではないと思う。
ワンダーランドに足を踏み入れたい方にはぜひおすすめします。


マトグロッソ  ※無料です!!
http://www.matogrosso.jp/
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by kutuganaru | 2010-11-27 00:45 |

パレード

【小説】 吉田修一著
5人の主人公が、それぞれ何かを抱えながら、生きている。
それは、私たちすべての人も同じ。
腹に何抱えてるかなんて、他人には一生わからない。
わからないからもどかしいけど、楽。笑っていられる。

この小説は、割と怖いと思います。
5人それぞれの主観で描かれているはずなのに、恐ろしく客観的で、冷たくて、
それなのに、人間の体温がしっかり伝わってくるのです。

そこにいるみんなが知っている個人なんて存在しない。


【映画】 監督:行定勳 出演:藤原竜也、貫地谷しほり、小出恵介、香里奈、林遣都
小説を、とってもうまい具合にまとめています。
特に小出恵介と貫地谷しほりのやりとりとかいい感じで、
ちょっと笑えるところとかもあるけど、
最後のシーンとかの演出とか、ほんとよかった。
終わり方とか、いい感じにゾッとします。

行定勳監督は、ちょっとなめているふしがありますが、
「遠くの空に消えた」とかも好きだったので、実は意外と好きなのかもしれません。

ただ、香里奈。彼女が誰か別の、もうちょっと演技のできる人だったら、もっとよくなったのではないかなーと思ったり…。
合ってるんだけど、キャラには。台詞がどうも浮いちゃうだよなー。


パレードっていう言葉の意味を、
DVD特典の予告編にて、出演者が話しているのを見て、初めて考えた。

みんなで行進している。
一見しっかり、パレードは進んでる。
でもよくよく見ると、

衣装がほつれてる。
音の出ていない楽器がある。
前後左右がたまに入れ替わってる。 
誰かが紛れ込んでいる。

それなのに、外側から見ると、何の問題もなく、進んでいるように見える。
だから、列をなしている者たちも、あえて止まったりしない。
なんとなく、それなりに、進み続ける。
それはだってなんとなく、楽しいし。
気づいたからって、指摘したりするのめんどくさいし。
指摘したことで、場の雰囲気が壊れちゃったりすんのもなんか嫌だし。

そうして、見えるものを見えないふりして、
なんとなく楽しげに進んで行く、パレード。
このぬるい幸福から、なかなか抜けられない。
沼のようにずぶずぶと、深みにはまっていく…かも?
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by kutuganaru | 2010-11-27 00:34

いとしのニーナ

僕が君を好きになった理由はね


気が強くて
気まぐれで
わがままで
人を振り回すけど
それがぜーんぶ
僕の快感に
つながってしまったからなんだ
ニーナ
知ってますか
ニーナ


きもちわるいですか?

きもちわるくないですよね?



いくえみ綾



ぼくの快感につながってしまったからなんだ…

人を好きになるっていうことは、そういう、動物的な、本能的な、ものかもしれない。

とにかくわたしは恐ろしく共感したのでした。
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by kutuganaru | 2010-11-27 00:16 |

好きだよぅ


君が、愛しいよぅ


恋しいんだよぅ



あぁ、君の声が。

君の甘ったるい声が、どこからか聞こえてくる。

姿は、見えないのに。


僕だって、狂ってしまいそうなんだ。

いっそ、君の右手と僕の左手を、鎖で繋いでしまおうか。

鍵は、ほの暗い海の底に沈めて、
もう二度と、
離れられないようにしてしまおうか。


あぁでもそうしたら君は、
手首を木の枝のように、しなやかに、
痩せこけて、
鎖から抜け出てしまいそう。


僕は怖い。

今は、何もかもが恐ろしくて仕方がない。


あぁ僕は、狂ってしまいそうなどと言いながら、

もうとっくに狂っていたんだね。
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by kutuganaru | 2010-11-10 16:15
こんにちは。


書きたいことがあったはずなのに、いろいろ忘れてしまった。
どんどん、日々は過ぎていって、私はそれについていけない。
ぼーっとしているなあ。


先日我が家にテレビが来ました。
40インチです。
結構迫力があります。
早く映画が見たいんだけど、最初に見る映画は何にしようかなって考えちゃって、まだ見れてない。

3日は水曜日で休日だったから、映画を見に行った。
一人で、2本立て。

「君に届け」
別冊マーガレットに連載の、同名マンガの映画化。
主演、多部未華子&三浦春馬

お友達に激しく勧められて、その子に会う前に見なきゃと思って映画館へ。
原作マンガは大好きなので、意外に抵抗なく。
映画館は大盛況で、ほぼ満席だったんじゃないかな。公開1ヶ月にしてこれはなかなかすごいです。
まあ、レディースデイの休日っていうのが大きいかもね。
子供も含めて、若い人がとにかく多かった。
実際見てみると、原作のダイジェストを見ているようで、何も入ってこなかったかな。
キャストとかは役に合っているし、がんばっていたけれど。しょうがないね。
原作読んでない人は、面白いのかも。

「マザーウォーター」
京都を舞台にした、のんびりほんわか群像劇。
出演、小林聡美・小泉今日子・加瀬亮などなど。

君に届けがあまりにも不発だったので、いたたまれなくなって鑑賞。
「かもめ食堂」「プール」などの流れの作品。何も事件は起こらないし、いつもどおり。
金持ちの悠々自適な生活を見て、のんびりした気持ちになれる作品です。
たとえば、商店街に昔からある時計屋さんとか、あの人たちはどうやって生活しているのだろうと、
不思議に思ったことはありませんか。
そのような人々がたくさん出てきて、憧れのスローライフっていうやつを繰り広げます。
いつかはああいう暮らしがしたい!!でも絶対に一生無理そう・・・。
そんな風に思いました。
ちなみに、マザーウォーターとは、ウイスキーに使う水のことだとか。
見終わったあとは、ゆっくりでいいじゃない、という素敵な気分になりますが、
次の日の仕事で、それは無理だなやっぱり、と実感し、徐々にその感覚を忘れていきました。残念ながら。


先日実家に帰った際、妹から借りた小説を読みました。
吉田修一「パレード」です。
昨年、行定勲監督、主演藤原竜也ほかで映画化されてましたが、まんまと見逃しましたね。

マンションの1室に暮らす男女5人が語り手となり、物語は進行していきます。
同作家の「悪人」を読んだときにも感じたけれど、人間にはいろいろな面がある。
自分が思っている自分と、他人が思う自分。他人の中でも、家族が思う自分と、友達が思う自分と、
恋人が思う自分や、先生とか上司とかが思う自分。
それらの相違に戸惑いも感じずに、時には相手が思う自分を演じたりしている。
こうして日々は過ぎていく。
ふと一人で立ち止まったとき、じゃあ今の自分はどんな自分なんだろう、と突然戸惑ったりする。
けど、結局はわからないまま、また誰かに会う、会話をする、笑いあう。

複数の視点で描かれるというのは、こういうのがダイレクトにわかりやすく表現されている。
5人それぞれが、自分も含めた5人それぞれをどう思っているのかが、伝わってきて面白い。
そしてそれが、同時に怖くもある。

あとがきに、川上弘美が書いていたが、4回読んで、そのたびに違う怖さに襲われたらしい。
私は1回しか読んでいないが、考えるたびに違うこわさを感じる。
なかなか味わい深い作品でした。


さて、先日ブックオフに行ったら、桜庭一樹の未読の小説がたくさん手に入りました。
今は「ファミリーポートレート」を読んでいます。
傑作の予感。

そして、今日は書店にて、川上弘美の新作「機嫌のいい犬」を手にいれました。
なんと俳句集です。
読むのが楽しみ。

新しいテレビで、何の映画を見ようか、わくわくしながら考えています。


では、また。

祥子でした。
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by kutuganaru | 2010-11-06 18:56