三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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<   2008年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

最近、毎日夢を見る。
以前見ていたような、悪夢からは解放されたが、最近の夢はなんだか妙だ。
何が妙かって、自分が男になっているのだ。
自分は自分だから、外見とかそういうのはよくわかんないんだけど、とにかく男子の気持ちで、あっちこっち行ったり、誰かとしゃべったりする。
なにより、女の子に恋している。
なんでわざと男子、とか女の子、とかいうかっていうと、設定が高校生とかそんな感じっぽいから。
あたし、夢の中で男子高校生になっちゃってます。
なんで?これ、なんの願望の表れ??
ちょっと不安ですが、ふわふわした幸せな夢だし、恋する女の子はなんだか見た事ない人だけどとってもかわいいので、それはそれでいいのかなー

のほほーーん

ってしてるときに、とってもぴったりの、優しい本に出会いました(まじ久々!)

『海』小川洋子
短編集。中の「バタフライ和文タイプ事務所」をおススメされたので、手に取りました。
私は勝手に、小川洋子の作風を二分してて、全部読んでるわけじゃないんだけど、「博士の愛した数式」的爽やか作品と、「薬指の標本」的エログロ作品です。多分この二冊を最初に読んだんで、こんな感じになってます、頭の中で。
それで、上の「バタフライ〜」だけはエログロテイストが強くて、刺激的だったんだけど、他の作品はどちらかといえば爽やかええ話系で、心あったまっちゃいました。冬はやっぱり、鍋と小川洋子だね!
もし読んでくれている人がいるなら、なるべく誤解されたくないのでちょっと付け足しますが、そんな単純な二分じゃなくて、やっぱ双方が入り乱れてる感じはあるんです。あくまで表面的な話。あ、結局うまく説明できなかった。
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by kutuganaru | 2008-01-30 12:29 |

ほんとに怖いのは。

怒る事の出来ない人っていうのは、とても怖いと思う。
それは、他人の事をどうでも良いと思っているからで、さらにその考えは、自分の事をもどうでも良いと思うことに繋がる、ような気がする。
何か、目標とか成し遂げたい事とかがあったとしても、人、を大切に出来ないっていうのは、なんか、ちょっと、いや、とっても、怖い。

っていうことを漠然と思ってると、そういう作品に触れる事になるのだろうか。

『カポーティ』
トルーマン・カポーティが『冷血』を書いた時の話だ。この作品しか見てないから、実話なのか、実話に基づくフィクションなのか、全くの作り話なのか、知らない。
アメリカの田舎で、農夫一家が惨殺された。この事件に興味を抱いた作家カポーティは、事件のあった現場付近まで自ら足を運び、情報を集めていく。数日後逮捕された容疑者と対面したカポーティは、面白い物が書けるに違いない、と確信し、彼らとの距離を縮め、小説の執筆に取りかかっていく。その小説のタイトルは『冷血』。
カポーティは変わった外見だし、特徴的な話し方をするけど、周囲にはいつも人がいる。その人たちの中心にいつも立ち、ユーモアのセンス抜群の話でみんなを笑わせる。
でも、ほとんど人の話を聞かない。人に興味がない。
周囲はそれに気づいているし、本人ももしかしたら気づいていたのかもしれない。
自分に興味があっても、事件に興味があったとしても、他人に興味がないというのは、決定的に何かが欠落しているという事なんだろうなって、思いました。
怖くて、とても悲しかった。

『SPEED BOY』舞城王太郎
背中に毛が生えた少年、成雄。彼は誰よりも、音速よりも、早く走る。自分の決めた限界や、他人が決める限界から解放された成雄は、どれだけでも早く走れる。
福井出身の成雄、調布出身の成雄、彼らはみな、違くて同じだ。誰よりも早く走り、海の上を白い玉を追っかけて駆け抜ける。楠夏という女の子に恋してて、誰に対しても本気で腹を立てたりしない。究極的には全てどうでも良いと思っている。他人の命も、自分の命も、家族も、友達も。だから周りは、気を使う。
悲しかった。でもスピード感が過ごすぎて、自分が走ってるみたいだった!!爽快!
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by kutuganaru | 2008-01-30 12:11
雨だ。
暇だ。
食べて寝る事しかやることがない。
食べて寝るだけなのに、肩が凝る。こりすぎて、笑っている。

そんな私は、暇を潰す道具を得るために、book offに行く。
もう一週間に三回くらいは、行く。
っていうのは言い過ぎた。
でも1〜2回くらいは、行ってると思う。
道具とは本だ。
そして中古文庫の「ま」行を執拗に眺める。
探す作家の名前。
舞城王太郎
松尾スズキ
森見登美彦
森絵都
みごとに「ま」行だ。
でも、目新しい品はあまり見つからない。
なぜならもう文庫になっている本をほとんど読んでしまっているからである。

注目すべきは松尾スズキ。
ここ最近、book offに行くと4割くらいの確率で目新しい品に出会える。
持ってないけど欲しいなー、と思ってた本が、一冊ずつ、置かれてるのだ。
もちろん迷わず買う。
今日購入した『ぬるーい地獄の歩き方』という本もまた、「め・も」の欄にひっそりと置かれていた。今日はそれどころか『大人失格』まで、少し離れた位置で息をひそめていた。『大人失格』は、新品で買った。だから息をひそめたまま、しばらくあの棚に居続けるだろう。

薄々感じていたのだが、book offに松尾スズキを売っているのは、みな同じ人なんじゃないだろうか。そして買っているのもまた、全て私である。
book offを挟んで、book offに余分な金を儲けさせるより、いっそその人から直接買い取りたい。その人の売値のためにも、私の買値のためにも、その方が良いと思う。
でも、これが一番重要なのだが、私はその人を知らない。
故に、どうしようもない。
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by kutuganaru | 2008-01-27 21:43
最近私は舞城王太郎っていう作家にめっきりハマっていて、超分厚くて文庫本のくせに800円もする『九十九十九』っていう本を、友達の「800円なんて一週間もすれば忘れちゃうよ」っていう言葉にそそのかされて、買った。
美しすぎて人を失神させてしまうという「奇形」として生まれ落ちた男児は、生まれてすぐに医者と看護婦と両親を失神させて、14人の他の母親に誘拐されたあげくに最初に失神した看護婦に引き取られる。その後引き取られた先で九十九十九という名前を付けられる。
九十九十九は清涼院流水の小説に出てくるメタ探偵だ。
僕=九十九十九の元に清涼院流水の小説が届き始める。それは僕である九十九十九がメタ探偵として登場し、虚構もたくさんかかれているが、真実が書かれていることも事実だ。
では小説は虚構で現実が真実か。
それとも小説が真実なのか。それは違う。でも違わない。じゃあ真実ってなんだ。虚構ってなんなんだ。
カオスだ。全然理解できない。
でもほんとは結構理解出来ているのかもしれないし、理解なんてしなくてもいいのかもしれない。
それすらよく分からない。少なくとも私には。

それどころか、よくよく調べてみると清涼院流水っていう作家は実在するらしい。結構有名らしい。全然知らなかったけど。
その清涼院流水っていう作家の小説にJDCっていう探偵事務所みたいのがあって、九十九十九はJDCのメンバーとして小説(本人曰く《流水大説?》)に登場するらしい。

えっえっ??どういう意味??

慣れないネットで調べてみたら、これはつまり清流院流水のJDCシリーズへのオマージュ?らしいんだけど・・・

小説の中で、小説と現実が交錯しているだけでなく、私が今存在している私にとっての現実と舞城王太郎の小説も、なんだか交錯しているようだ。
頭の悪い私には完全に容量オーバーだ・・カオスだ。
頭がグルグルいってるーーー悲鳴上げてるーーー

でもなんか、すっげーーおもしれーーー

この感じ、すっごいツボっす。
なのでついつい清流院流水の流水大説まで読んでしまいそうです。
でも舞城王太郎でいっぱいいっぱいの私に読めるのか不安です。
分厚いし。
どこで調べても、賛否両論の問題作って書かれてるし。
だいたいどの順番で読めば良いやら、さっぱりわからないし。
JDCシリーズの登場人物見ただけでも超いっぱいいるし。覚えられなそー。

誰か流水大説読んだ事ある人いませんか?
アドバイスください。

ちなみに私が最近ハマっているもう一人の作家が松尾スズキなんですけど、彼の監修する「hon-nin」っていう雑誌に清流院流水がなんか書いてるらしいっす。
たまらないっす。
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by kutuganaru | 2008-01-27 18:32

感想文、のようなもの。

子供の頃、夏休みの宿題には「ドリル」「自由研究」そして「読書感想文」という三つの砦があった、と、記憶している。
私は最後の5日くらいで泣く泣く宿題を終わらせるくちであったが、見せかけだけは真面目だったため、5日では絶対終わらないと思われるものは、40日間のうちの、気が向いたときにやる。最後の5日でやるのは、「ドリル」と毎日の日記であった。
自由研究は8月の中旬に気が向きながらも母親に文句たれながら、額から汗をたらしながら、面白くもない研究のまねごとを、つまらないつまらないああつまらない、と思いながらやった。良い思い出なんて一つもない。同級生の自由研究で唯一覚えているのは、紙の水に対する耐久性ついての研究をした男子が、思いあまって千円札も水浸しにしていて驚いた事くらいである。
しかし私が最も苦手だったのは「読書感想文」である。
400字詰原稿用紙に、普通は三枚程度にまとめるものを、私は七枚書いてもまだ終わりそうもなくて、それはさすがにありえないだろうと思って、全部消したりしていた。
なんでそのような有様になってしまったかと言えば、「読書感想文」というものの意味を全く理解していなかったからに他ならない。
当時の私は、まず話の内容をまとめて、それから自分の感想を述べなくてはならないと強く思いすぎていた。そして内容をまとめる、という時点でまずつまずいた。
内容は、まとまらない。本を書いた人だって、無駄に長く文章を書いているわけじゃない。十分まとまった形なのだ、本というのは。それを、たかだか小学生がさらにまとめるなんて、無理に決まっている。
今考えれば、まとめる事なんて不可能なんだから、そもそもまとめる必要なんてないんだと、すぐわかる。でも真面目で頭の固い小学生の私に、それはわからなかった。だから本の中で起こったエピソード全てを羅列して、七枚も書いてしまったのだ。かわいそうな私。大きくなって子供が小学生になったら、足し算よりも漢字よりも、読書感想文の書き方を、まず教えてあげたい。ドリルくらい全部やってあげてもいい。でも自由研究だけは、一切力になれない。

子供に教えてあげられるお母さんになるためにも(って予定ないけどさ)感想文を書く練習をしようと思う。

○映画○
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
殺人鬼をミュージカルで演出、というのは私の見た中だと、『カタクリ家の幸福』(三池崇)以来だが、この作品はすごい。何が凄いって、あんだけスプラッターやり放題で、卒論書いたけどR−15は免れ得ない事を認めてしまうほどであるにもかかわらず、完全なるエンターテイメントであり、美術、役者、音楽、演出すべてが完成されている事である。
スウィーニー・トッドは復讐に燃える悲しい男だ。彼の過去は涙なしでは到底語れない。にもかかわらず、彼は歌う。声高らかに歌う。ジョニーデップの歌声はなんかもうかっこいいとしか言いようがない感じだ。歌が彼の悲しさをあますところなく表現している。トッドに関わる人は、みんな悲しい。トッドの悲しみが、憎しみが、怒りが、その歌声によって周りの人に伝染するように。
この映画は言うまでもなくカラー映画である。しかし、色彩はことごとく押さえられている。モノトーンは精神の暗黒を表現する。反対に希望に満ちあふれた登場人物が、一人でもいるシーンはどうだろう。予告編でも目にするが、その色彩は目に余るほど鮮やかである。その対比の徹底ぶりが素晴らしい。
ティム・バートンだからって油断しちゃいけない。ファンタジーだけを期待しちゃいけない。彼は結構、惨い事もする。今までは内容のみに留まっていたが、今回は映像的にも惨い。まあ平気な人は平気だろうけど、『座頭一』でひいひい言っている人は、覚悟してから見に行く事をお勧めする。でもその完成度ゆえ、見て後悔はしないと思う。

『厨房で逢いましょう』
これは、邦題ミスではないかと、私は思う。
こんなタイトルが似合うような、メルヘンでハッピーな話じゃない。
エロティック・キュイジーヌ(官能的な料理?)を作り出す太ったシェフと、障害を持った娘を育てる若く美しい女が、友情だか愛情だか微妙な関係を作っていく。周りは混乱する。その混乱は、当人たちをも巻き込む。そんな話だ。重い。シェフの体重ほどに、重い。
その重たい話を彩るのが、エロティック・キュイジーヌであり、それは食べる人全てを快楽の世界に誘う力を持つ。それを口にした人は、脇目も振らずに皿までなめる。礼儀作法なんてお構いなしである。他の料理なんて食べたくなくなる。「パラダイス」だ。食べたい。ものすごく食べたい。そしてものすごく当たり前の事ではあると思うが、「食べる」という行為が「恥ずかしい」ことでありまた同時に「エロい」行為である事を思い出す。
最後になるが、あんなに悪役らしい悪役というのを、私は久しぶりに見た。
ギブミー・ハッピーエンド!!!!!

○本○
『夜は短し恋せよ乙女』森見登美彦
私は明日古本市なるものに行こうともくろんでいるが、まぎれもなくそれは、この作品の影響である。ちなみにこの固い文体も、この作品の影響を多分に受けている。
登場人物が全て愛らしい作品は、これまで何度か読んだが、こんなにみんながみんな愛らしくまたものすごく身近な気がする作品は珍しい。身近な気がするといったが、身近にいそうな人なんて、実は一人しかいない。その一人とは、道ばたの石ころに甘んじる運命にある、主人公「先輩」である。
他の登場人物と言えば、もう一人の主人公である黒髪の乙女、天狗を名乗る樋口、三階建て電車に住む李白翁、パンツ総番長に象の尻の方に古本市の神、などなど、変な人ばかりだ。
しかし、この本を読んだ後、彼ら全員と、もう私は友達になっていた。自分の中では完全に、もう友達だった。みんなどう過ごしているだろう、と妄想した。大学とはかくも面白いものであったかと、妄想した。現実もみんなが風邪で寝込んでいると、勘違いもした。そのくらい、ハマる。
この作品は全ての人におススメしたい。誰もがただただ「オモチロイ」気分になれる、いーー本だった!!

森見登美彦さんのブログが超おすすめなので、暇な人でなおかつ森見さんの作品ちょっとでも読んだ事ある人でさらにまだチェックしてない人はぜひ見てみてください。声出して笑えます。
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by kutuganaru | 2008-01-26 02:05

暇の産物

先日友人と好きな顔面について会話をしていて、私の、知らなかった好みが発覚した。
男性の好みについては、西島秀俊、松山ケンイチ、吉岡秀隆に加え、特に魅力を感じる事はなくなったものの顔面の魅力だけは私をとらえて離さない妻夫木聡や新たにリストに加わりつつある小出恵介、中学生の時の初恋の先輩に至るまで、全ての人がみな犬、それも柴の子犬のような顔であることは明らかな私だが、話が女性にまで及ぶとなると、全ての人がみな魅力的に見えてしまう私だ。
好みなど特にない、強いて言えばたれ目、というところか。しかしたれ目でなくとも広末涼子や蒼井優、永作博美などは、私の心鷲掴んいるではないか。
上記の三名に加えて、いくつか名前を挙げよう。
綾瀬はるか、井川遥、上野樹里、ええとそれから、伊藤歩、深津絵里、宮崎あおい、新垣ゆい・・・。
これだけ言えばお分かりだろうか。
そう、透明感である。
透き通るような肌の質感と逆に全てを見透かすかのような潤んだ瞳。
それらに私の目は釘付けなのである。
その点でいくと長澤まさみや優香などは、非常に惜しいではあるが落選せざるをえない。
もう一つ、ポイントを挙げるとすれば、全体が完璧すぎない点にある。
無礼を承知で言わせてもらえば、広末涼子、蒼井優、永作博美は、私の想像する完璧な顔面より、わずかに目が細い。綾瀬はるかや上野樹里はあごが少し特徴的だし、深津絵里はかなり完璧に近いがほくろが多いではないか。そういう若干の隙、みたいなものが
彼女らの魅力をいっそう引き立たせているのである。故に、長谷川京子に全く魅力を感じられない私がいる。
その点を行くと、宮崎あおいや新垣ゆいは私にとって今ひとつである。つまりは、完璧すぎて逆に物足りないというわけだ。
そこまで考えて、わたしを惑わす二人の女優がいることに気がついた。
ミムラと小雪である。
彼女らの肌の透明感はどうだ。言わずもがなである。
彼女らの不完全さはどうだ。これまた言わずもがなである。
にも関わらず、私はこの二人を別段魅力的に感じないのである。
ミムラは、声が良くない。と強引に理由付けてみたところで小雪を見ればどうだ。小雪の魅力的な声といったら、私の中の「朝通学路ですれ違い様におはようと言われたい人」ランキングではダントツのナンバ−1である。
謎だ。謎は深まるばかりだ。

と、くだくだとくだらない事を私がつらつら書き綴るのは、暇だからに他ならない。

○映画○
『ふくろう』
途中まで見て、なんだか表現したい事が露骨に見えて来たので、途中で断念。
『ウール100%』
完全に意味不明だが、いい話。
『バーバー吉野』
なかなかに面白い作品。寝たけど。
『バイバイ、ママ』
サイケデリックかつエキセントリックかつ、悲しく痛々しい作品。おススメ。
○本○
『スワロウテイル』
あまりにも映画とかけ離れてて、二重に楽しませていただきました。岩井俊二様、お世話になっております。
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by kutuganaru | 2008-01-22 19:20
『山ん中の師見朋成雄』舞城王太郎
すんげータイトルだけど、まあそのまんま、師見朋成雄が山ん中でいろんな事に巻き込まれるって話。
カニバリズムを自然にスっともって来て、すっと否定するあたり、さすがは舞城王太郎って感じ。ああ、すごい、すごいっす。もう彼の作品ばかりは、絶対的に映像化不可です。あたしは本の映像化けっこう好きな方ですけど、これはやらないでほしいむしろ。「本」だからこその表現が、不可欠だからです。
あ、でも意外と映像化しやすいなーって思うのは、描写が、とても想像しやすくなっているところ、なんである。想像したくない描写もとっても多いんだけどね。

『魍魎の匣』
これは・・・衝撃的な作品でした。何が衝撃的って、もう俳優宮藤官九郎の存在そのもの。
少女バラバラ殺人、戦争の後遺症、極秘に進む人体実験・・・それらが複雑に絡み合うっていう典型的なサスペンスにも関わらず、この、ちょっとウケを狙った感じは、なんだったんだろう。っていう疑問は解消されぬまま。
大人計画所属の俳優たくさん出てくるし。なんで?
でもやっぱり思うけど、谷村美月ちゃん、かわいいっす。

『コニー・カーラ』
えっと、マフィアに狙われた売れない歌手のコニー&カーラが、遠くの地ロサンゼルスのゲイバーでショーを始めたら大成功!女二人が男のフリをして身を隠すうちに、ゲイとの友情を深めたり、ゲイとして名前が売れ始めたり。
これはですね、もうただただ楽しい気分になりたい人には超おすすめです。
コニー&カーラのショーのシーンは楽しいし、なによりコニー&カーラがバカすぎてウケるし、勧善懲悪な結末だし。

『キンキー・ブーツ』
売り上げの落ちた靴工場の後を次いだ息子が、新しいマーケットとして、ドラッグクイーンに合うブーツ作りに乗り出す、という話。
ドラッグクイーン役の黒人男性がまじ格好良すぎですが、話の内容は、まあなにかが足りない・・・って感じだったかな。でも見た目ですごく楽しめる映画。工場好きの人にはたまらないのでは?
赤はセックスの色らしいです。ブーツは男性器と女性器の具現化?らしいです。
ごめんなさい、なんとなくは分かる気もするけど、よくわかりませんでした。

今週土曜公開の『スウィーニー・トッド』は必見。
ってゆうかそれよりなにより『人のセックスを笑うな』がどうしても見たいんですけど、なんで沖縄でやらない?遅れてやるの?やってくれるの?
絶対劇場で見たいんだけど、なんかあんま期待出来ないので、もうこれは早くお金稼いでホームシアターを作るしかなさそうだ。
あと桜坂で上映中の『厨房で会いましょう』も早くみたいんだけど、なんか雨ばっかで那覇までたどり着けないす。
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by kutuganaru | 2008-01-18 03:18

ラブレター

明らかに寝過ぎである。
昨日は、もうずっと寝ていた。

朝9時にバイトが終了すると、すぐに家に帰って来て、『ラブレター』を読み始める。
今更?そうなのだ。無類の岩井俊二好きの私は、『ラブレター』を読んでいなかった。
得意のBook off で『スワロウテイル』とともに先日購入したのだ。(ちなみに『スワロウテイル』の方は、高校生の時図書室で借りて読んだ事がある。)
とにかく『ラブレター』を読みながら、いいとも!の開始を待っていたわけだが、テレフォンショッキングに釈由美子が登場するともう眠気が・・・。という訳で、寝始めた。
目覚めたのは1時過ぎだろうか。友人からメールが一通届いていたので、返信して、又寝る。次は3時。面白いテレビはやっていない。借りてあるDVDでも見ようかと考えるが、考えているうちに再び睡眠へ・・・。6時過ぎに目覚め、しばしぼーっとする。
ご飯食べて、9時からの『薔薇のない花屋』を見て、スマスマはビストロまで見て、風呂へ。
風呂の後は今度こそDVDを見ようと思うのだが、くりいむなんとかは面白いからはずせない。でも今日の午後はずっとねてたわけだし、まさかすぐには眠れないだろうから、くりいむなんとかの後から見よう!とか考えているうちに、布団も掛けずに眠っていた。深夜の3時くらいに目覚め、びっくりするも、電気を消して、トイレに行って、そのまま寝た。7時半に目覚め、トイレに行って(私は頻尿か。)また寝て、結局起きたのは9時半だった。さらにベッドから起き上がったのは、たった今、11時の事である。
明らかに寝過ぎだ。
心なしか頭が痛い。
でも低気圧のせいかもしれないし、よくわからない。
とにかくまだ寝足りない。
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by kutuganaru | 2008-01-15 11:10

雨=頭痛

『エレファント』という映画は、特定の人物に偏らない描き方、無意味なロングショットの効果、何気ない一日の描写、それらが非常に素晴らしい。
驚くほどに素晴らしかったので、しばし唖然としてしまったくらいだ。
何かに似ていると思えば、それは『ユナイテッド93』であり、主人公を作らない話というのはまさしくそれが現実っぽくて、私は非常に好きなのである。
現実なんて、意味のない動作の繰り返しだ。その中に、意味のある動作や言葉はたまたまそのタイミングで存在するだけである。
松尾スズキの言葉を借りるとすれば、「ソバ食いに行ってくる」と言って出て行った男性がそば屋でカレーを食ってしまうのが、現実というものなのである。

『蛇にピアス』で驚いた私は、翌日すぐに本屋に駆け込み、『アッシュベイビー』を購入。直接的すぎる物言いにはやはり相当戸惑ったが、しかし、突飛で全然理解出来ない行動を重ねる登場人物たちをそれでも遠くに感じないのは、私が精神的に未熟だということか。

Book off で初めて足を踏み入れた新書コーナーにて、『包帯クラブ』購入。400円也。新書版のため、文庫より高く、新品(760円)にはやはり手が出なかった。こちらは先の2作品に比べ、きれいごとがたくさん書かれており、過激な描写も人物も、いい子ちゃんの想像の域を出ていないように感じたが、「包帯クラブ」の意義には多いに共感する。心の傷は目にみえないだけに、主張しにくく、表現出来ずにいるとどんどん化膿して人間の自然治癒力の及ばぬ範囲まで拡大してしまう。そのくせ相手には理解されにくい。その傷を認めるというのは非常に勇気がいることだろうが、他人に分かってもらえたとき、少しずつでも治療が始まるのではないだろうか。傷の大小は人それぞれの感じ方で違うから、例えば人にブスと言われてもそれで笑いを取りつつのし上がっていく人と、外を出歩けなくなってしまうくらいふさぎ込む人がいるが、前者のような人がいるからと言って、後者のような人が泣き寝入りしたり、我慢したりするのは間違っている。ちなみに私は限りなく後者に近い前者である。

兼ねてから気になっていたがなかなか見る機会がなかった『チャーリーとチョコレート工場』を、暇過ぎる日々を利用して、見ることにする。ひどいとかなんだとか、周囲の評判はあまりよくないと思っていたので、期待薄だったが、予想外に相当面白い。確認すれば、評判が悪いと思っていたのは、単なる言葉の取り違いであった。こういう作品は変に教訓めいた事を訴えようとして見えるととたんに興ざめしてしまうところだが、この作品の場合、教訓めいた事が非常にわざとらしい付け足しの様で、良かった。結局ティムバートン監督は自分の表現したかった世界を好き勝手表現した挙げ句、子供も見るし、なんかこのままじゃまずくない?って誰に言われたのか自分で思ったのか、慌てて教訓めいてみせようとしたんじゃないか、というのが私の想像であり、そうであるとすれば、私はそこで慌てふためいちゃう監督っていうのも人間らしくて好きなので、敢えて最後まで我を通さなくても全然かまわないと思った。

geoが旧作レンタル80円セールをしていたから、わざわざ行ったのに、そこで準新作『天然こけっこー』を通常料金でレンタルしてしまう。全体として、退屈としか言いようのない作品であるが、映画として退屈、というよりは、小中合わせて7人くらいしかいないど田舎の生活はそれはそれは退屈だろうし、それを表現したという意味での退屈、と言えるかもしれない。何より、主人公そよちゃんを演じた夏帆が余りにもかわいくて、方言にも萌えて、くるりの音楽は邪魔することなく上品で、映像はとてもきれいで、まあまあといったところか。

最近は時間が有り余っているわりにする事がなく、せっかく沖縄最後だから、と言っても遊んでくれる友達がいなきゃあ意味がない。
何かをしたいが、自分がいったい何をしたいのか、わからない。

『人のセックスを笑うな』で主人公みるめが恋人のユリちゃんのことについて、自分になにができて何ができないか、とかそういう事ばかり考えているのは、自己中心的でくだらない、というような事を言っていたように思うが、そうだろうか。
だとしたら、今の私は誰よりも自己中心的で、くだらない人間だ。
こういう事を考えるのは、女の特質なのだろうか。
私は男女の違いを声を大にして語る事が、嫌いなことベスト5くらいに入るほど嫌いである。どのくらい嫌いかと言うと、机の足に裸足の足の小指を打ってしまった時のように、無理すれば我慢出来ない事もないが、なにやら無性に腹が立ってしまうときに似ている。似ているが、生理による子宮の痛みをダイレクトに感じていると、つい声を大にして語りたくなってしまうようだ。
それとも女の特質であるところの生理に悩まされているからこそ、女の特質的考えかたを、知らず知らずのうちにしてしまっているのか。

ちっとも訳が分からなくなってしまったので、終わり!!!!!!!
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by kutuganaru | 2008-01-14 11:12

年末年始で

小川洋子『密やかな結晶』めっちゃおススメ。
松尾スズキ『これぞ日本の日本人』松尾ワールド全開、ってゆうか全壊。
金原ひとみ『蛇にピアス』秀作。言葉遣いが少し気になったとこを除いて、参りました。

『サイドカーに犬』うーん、まあまあ?楽しかったけどなんかが足りない。
『パフューム』え???って感じ。
『椿三十郎』すっげーおもろい!オススメ。
『憑神』中途半端、全体としていまいち。
『プロデューサーズ』まー笑えるけど、それで?って感じ。
『コープス・ブライド』アニメだけど、すげーいいっす、さすがティム。
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by kutuganaru | 2008-01-10 19:25