三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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夜の公園

やっと、昨日手に入って、昨日のうちに、全部(正確には、朝方までかかって)一気に読みました。

川上弘美さんの本は、いつもわたしを裏切らない。
いつでも、私の欲望を、十分に満たしてくれる。

リリ、幸夫夫婦、リリの友達であり、幸夫の恋人でもある、春名、リリの恋人、暁。
4人の視点によって描かれる、4人それぞれの恋愛。
みんな、寄り添う人間がいるのに、温かい手を差し伸べてくれる相手がいるのに、どことなく、頼りない。そして、よるべない。
みんな、自分の気持がわからない。
みんな、さみしい。
リリは、さみしいと思わない事が、さみしい。

そんな、4人に触れて、わたしまで、よるべなくなってしまった。
よるべなくなってしまったわたしは、聞かなくて良い事を聞いてしまう。
聞かないと、決心したことをつい、聞いてしまう。
でも、つい、というのは、本当は嘘だ。
頭の中で、何度も何度も、確認する。
でも、結局は聞いてしまうのだ。
聞きたくて、しょうがないのだ。
聞いたって、聞かなくたって、どうなるわけでもないのに。
そして、聞いても聞かなくても、わたしはどうしようもなく、よるべなく、頼りなくなってしまう。
さみしかったり、せつなかったり、そういう、忘れていた事を、つい、思い出してしまう。
思い出して、つい、噛みしめてしまう。
でも、かすかに、心地よい気持ちになる。

きっと、自分の気持ちがちゃんとわかってる人なんて、ほんの少ししかいない。
自分がいまどこにいるのか、自分がいましあわせなのか、そんなの、なかなかわからない。
わかってしまったら、きっと、色々な事が、単純になってしまう。
複雑なのが良いわけじゃないけれど、きっと、単純なのも、そんなに良い事じゃない。

だから、ひとは、夜の公園に行きたくなるんじゃないだろうか。
夜の公園で、ほんの一人きりに、なりたくなるんじゃないか。
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by kutuganaru | 2006-04-29 15:06

三年身籠る

本日は、晴天でした。
映画、見に行きました。計画通り!
三年身籠る。
女優の、唯野未歩子さん、原作、脚本、監督。
オセロの中島知子主演。
私の大好きな、西島秀俊や、その他にもなかなか良い俳優さんたちで、固められていました。
タイトル通り、主役の中島知子が、3年身籠る話です。
とってもおっとりした妊婦で、彼女の家は女系家族。生まれて来る子供は、女の子だと信じられています。
西島秀俊演じる夫は、愛人を作り、あまり妻に興味がない様子。
しかし、この夫婦のお腹の中にいる子供、なかなか出て来ない!
お腹の中で、どんどん成長していきます。

そんな、お話です。
この映画で、印象に残るのは、何と言っても、劇中に出てくる、様々な食べ物でしょう。
彩り豊か、量もたっぷり、なんとも美味しそうに出来ています。
そして、私のお気に入りは、ピアノが主旋となっている、シンプルな劇中曲でした。

終始ほのぼの。ほんわか。でも、ちょっとハラハラ。そして、最後は静かな感動が訪れる、そんな映画でした。

優しい気持ちになりたい人。
いつも素直になれない人。
ぜひ、見て下さい。
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by kutuganaru | 2006-04-27 21:15

夜の公園

川上弘美さんの、新作が、待望の(本気で)新作が、昨日(25日)発売しているんですが、なんと、沖縄での発売は、28日らしいです。。。
うぅぅ、早く読みたいよぉ・・・
久しぶりの、長編だし。
楽しみすぎるし。
だから、だから、予約までしちゃったし。
明後日が、待ちどおしいです。

明日は、那覇の映画館まで、「三年身籠る」っていう映画を観に行こうと思っています。
雨が、降らないといいな。
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by kutuganaru | 2006-04-26 23:37

世界で一番愛してる

川上弘美さん「古道具 中野商店」の中で、店主の姉マサヨさんが、死んでしまった恋人丸山氏に、言いそびれたと、お通夜の帰りに主人公にもらす台詞。
丸山氏は、大家さんに恵まれないし、なんかあか抜けないし、そのくせ外に女を作って(マサヨさんの予想であって、ホントのところはわからない)マサヨさんから逃げたり、と、大した男ではない。
かたやマサヨさんは、小さいながらも個展をひらいたり、これまた小さいながらも賞を貰ったりするような、ゲイジュツカである。
そんなマサヨさんが、丸山氏を、「世界で一番愛してる」のである。
素敵だ。
マサヨさんは、その後「その事だけ、丸山に言いそびれたわ」と続けるが、マサヨさんはきっと、丸山が生きていれば、そんなこと、言わなかったのではないか、と、私は踏んでいる。

川上さんの、比較的新しいこの長編小説は、1年ほど前に、一度読んだ。
新作を、楽しみに、楽しみに、ようやく見つけて、購入したのである。
いつもの川上さんの作品に比べ、かなりのんびりしているような、印象を受けた(川上さんの作品は、だいたいいつものんびりしているのだが)。
しかし、最近読み返してみて、全然違う事が、わかった。
読むときの心境によるのか。

好きをつきつめると、からっぽの世界にいってしまうんだな。

わたしは、まだ、からっぽの世界には行った事がない。
しかし、この物語の主人公ヒトミちゃんは、先の事を思った2年後、タケオを本気で好きになった、と思っている。
つまり、2年前、その時はつきつめていなかったという事か。
つきつめすぎて、本気の好きじゃなかったのか。
好きをつきつめたら、わたしはどうなってしまうのだろう。

きっと、自分が自分であるのか、自分だと思っているだけの物体であるだけなのか、わからなくなってしまうに違いない。
きっと、途方もなくなってしまうに違いない。
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by kutuganaru | 2006-04-19 09:02

タッチ

公開当初からかなり気になっていた作品。
なにを隠そう、私は長澤まさみが大好きである。
さらに、私はこの映画の予告編で涙してしまったという、恥ずべき過去もある。
しかし、結局劇場公開を逃し、さらに、見るきっかけを失っていた。
今日、少し時間があいたので、ようやく借りたのだった。

率直な感想を言ってしまえば、物足りないの一言である。
あまりにもあっけなく、たっちゃんとキスをしたし、あまりにもあっけなく、かっちゃんは死んでしまった。
しかし、しかたないことだろう。
なんせ、あんな名作(しかも長篇)を2時間の映画にするのだ。
主役の二人は、斉藤兄弟にしか出来なかったであろうと思うほど、はまり役であったし(どうしても見分けられなかったが)、長澤まさみは、決して原作の南ちゃん像を壊す事なく、爽やかにヒロインを演じきっていた。
文句を言ってもきりがない、というものだ。

こんな物足りなさを感じながらも、涙しそうになったところが、1か所あって、それはエンドロールであった。
YUKIの「歓びの種」が流れたところで、意味もなく切なくなってしまった。
メロディーにやられたのだろう、ただ単に。
どうせなら、YUKIちゃんに、タッチのテーマ曲でも歌って欲しかったものである。

ところで、私は、恋愛映画が苦手である。
必ず、どちらかに感情移入し、切ない気分になるからだ。
たまに、これはよさそう、と思って見てしまうと、それがどんなに良い映画であっても、必ず、悲しい気分はやってくる。
ゆらゆらと、心もとない風に、やってくる。

だから、普段は見ないようにしているのだが、それでもたまに借りてしまうのだ。
(とゆうか、どの映画にも恋愛の要素は欠かせないのだろうが。)

そんなわたしが、愛についてのキンゼイレポート、タッチ、と、2つ連続で借りてしまった。

NANAだけは、絶対借りるものか。
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by kutuganaru | 2006-04-14 21:44
何年の話か、詳しくは忘れてしまいましたが、ちょっと昔の話。
当時としては、めずらしい(キリスト教国だしね)性について研究したキンゼイ教授の生涯の話。

見る前は、もっと、研究結果が中心の話なのかと思っていたので、少し意外でした。
キンゼイ教授は、これ!と思ったら一直線で、ちょっと周りからは理解されにくい。
だけど、一生懸命。
周りになんと言われようが、自分の研究に没頭してしまう。
それを支える、もと教授の生徒であった妻のマック。
マックは、傷つけられながらも、キンゼイ博士の理解者として、キンゼイを心配し、精いっぱい、尽くす。
マック役の女優さんが、ほんとにかわいくて、大好きでした。
キンゼイ博士は、没頭しだすと手が出せないちょっと厄介者だけど、バカ正直なところが憎めない。

キンゼイ博士は、性の研究に没頭したが、愛については一言も触れていない。
しかし、キンゼイ博士の生き方そのものが、愛についてのレポートになっているのだ。

そう、思いました。

わたしとしては、もっと研究結果を組み込んでほしかったな、というちょっと物足りない感を覚えました。
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by kutuganaru | 2006-04-14 21:28

リンダ・リンダ・リンダ

面白かった!
感動した!
はじまりから、終わりまで、ほんとに良かった。

文化祭前日、メンバーの一人が怪我をしたことによって、仲間割れした軽音学部のガールズバンド。キーボードの恵は、メンバーを再編成して、文化祭に出る事を決める。メンバーは、恵を入れて3人。
曲探しをしているとき、偶然、ブルーハーツのリンダリンダに出会う。
そして、これまた偶然、ボーカルを韓国からの留学生のソウにやってもらうことになる。
練習期間は3日。
文化祭の発表に向けて、リンダリンダ、僕の右手、終わらない歌の3曲の練習に励む。
恋あり、音楽あり、友情あり、の青春映画です。

高校生の青春を、そのまま映画にしたような、話。
ソウ役の子(名前忘れた)が、めっちゃ良い味出してました。
他の3人(香椎由宇、前田亜紀、あと一人も名前がわからない)も、それぞれのキャラが確立していて、自分の気持ちをうまく表現出来ない、でも、文化祭で演奏したい!っていう女子高生役をうまく演じてました。
そして、軽音楽部の顧問に、ブルーハーツの甲本ヒロトの弟(名前なんだっけ)を起用した辺りが、また良いですね。

そして、何よりも、曲!リンダリンダといい、僕の右手といい、終わらない歌といい、ほんとに良い曲。
私の周り、ブルーハーツを崇拝(言葉悪いけど)してる人が、たくさんいて(私の周りだけではないと思いますが)、逆に冷めた目で見ちゃってたんです。あまのじゃくだから。
だけど、高校生のときに、もっともっと、しっかり聞いていればよかったなって、思いました。
今から聞こうと思います。

青春デンデケデケデケといい、スイングガールズといい、学生が音楽を一生懸命やるっていう映画には、昔から惹かれますね。
たぶん、自分が高校生の時、音楽からも、一生懸命何かをやることからも、逃げてしまったからでしょう。
下手でも、笑われても、いいから、好きなだけ、かっこわるくても、一生懸命やれば良かった。やればよかったんだ。
そうすれば、この映画も、違う視点から、見れたと思う。
だから、これからは、もうちょっと、いろんな事に頑張ってみようと思う。
例えば、写真とか、文章を書く事とか。

そう思える映画が、私は好きです。

なにはともあれ、どんな人でも、楽しめると思います。
ぜひぜひ、見て下さい。
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by kutuganaru | 2006-04-13 20:40
という、タイトルの映画を見た。
さすが、踊る大捜査線を手掛けた本広監督。
エンターテイメントの代表。
ただただ、面白かった。

夏休み、地方の大学のSF研究会の部室に、ある日タイムマシン(&25年後のSF研部員)が現れる。
最初は面白がる部員達だが、顧問である万年助教授の話から、ことの重大性に気付き、大慌てする。
会話の掛け合い、現在と過去の対比、見ててなるほどなるほど、と、感心してしまう、出来の良さでした。

残念だったのは、上野樹理の使い方かな。
キャラも普通極まりない感じだったし、特に、目立つ部分もなかったし。
せっかく良い女優さんなのに、ただのヒロイン扱いは勿体ない気が。

私、瑛太ってあんまり好きじゃないんだけど、そこらへんにいる大学生って感じが出てて、なかなか良かったです。

楽しい気分になりたいとき、何も考えずに、見て下さい。
楽しい気分に、なれます。
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by kutuganaru | 2006-04-12 23:52

へりくつ

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「これは、一体何の花ですか」
「花の名前なんて、そんなに重要でしょうか」
「重要かどうかと問われれば、そんなに重要ではない気もしてきますね」
「では、重要なのは、一体なんなんでしょうね」
「・・・」
「わかりませんか」
「わかるような、わからないような」
「それで、いいんです」
「何が、いいんですか」
「つまり、わかるかわからないか、という問題ではないという事ですよ」
「あなた、この花の名前を、知らないんでしょう」
「その通りです」
「なんだ」
「だけど、私もあなたも、この花の大きさ、色、匂い、花びらの枚数が、わかるじゃないですか」
「そうですけど」
「それだけじゃ、いけませんか」
「いいような、よくないような」
「それで、いいんですよ」
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by kutuganaru | 2006-04-11 17:30

向上心

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ちょっと、押さないでよ!
あたしじゃないわよ。
ねえ、あたしの肌の艶、どう?しなびてない?
もぎたてに見えるわよ。
なにいっちゃってんだか、あたしの方が、いい色してるわよ。
そうかしら。
そりゃっそうよ。細木数子の占星術によると、あたし今年、星のめぐりがいいんだから。
そんな事言ったらあたしだって、今日の目覚ましテレビの血液型選手権一位だったわ。
あら、あんた、血液型なんてないでしょ。
今朝、出来たのよ。
ところで、いったい一番キレイなのは誰かしら。
あたしに決まってるでしょ
あたしよ
あたしは、あたしだと思うわ。
あたしだって・・・
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by kutuganaru | 2006-04-11 17:10