三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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カテゴリ:映画( 37 )

人口のお話。

中国 ・ インド ・ フェイスブック

という言われ方をしているらしいですね。

フェイスブックの人口、約5億人。

これ作ったのが、一個したのオタク系男子だとは!!

『ソーシャル・ネットワーク』
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド ほか

フェイスブックの創始者マーク・ザッカーバーグの話に基づいたフィクション。だそうです。
制作の際、マークも、訴訟を起こしたマークの友人サリバンも、インタビューなどは断ったのだとか。
ちなみに完成した映画はフェイスブックの社員全員で見たんだそう。なんかアメリカって感じデス。

でもね、そんなことはほんとどうでもいいこと。
フィクションだろうが、ノンフィクションだろうが、そんなことは関係ないと言わざるを得ないほど、
映画として、きちんと完成している素晴らしい作品なのでした。

しょっぱなから早口でまくし立てるような頭の良さそうなセリフ、会話会話!

「ちょっとこれ、私なんぞについていけるんだろうか…」

と不安になりなるのもつかの間。

怒涛の会話とカメラワーク、カット、その心地いいスピードのリズムに乗るように、
最初は ??? だった頭が、徐々にストーリーの波に揺られていきます。
心臓がドキドキしてきます。つまり興奮してくるのです!!


2つの訴訟を抱えたマーク。
どうしてこんなことになっちゃったのだろう。
マークのふてぶてしくもどこか情けない表情に、愛らしさすら覚えます。

僕はただ、僕のプログラムで大勢のひとが楽しんでいれば、それでよかったのに。
少しの仲間と、小さくてもクールなサイトを作っていられれば、満足だったのに。

そんな心のつぶやきが、私には聞こえてくるような気がしました。

マークはとても誤解されやすい。
素直じゃないし皮肉屋だし、そのくせ頭はめちゃくちゃいいからだ。
そういうマークに、共感を覚えたのかも、私は(頭はちっとも良くないけど)。


とにかくこれは、実話をもとにしたフィクションなんです。
物語なんですよ。
実際のマーク・ザッカーバーグがどういう人なのかなんて私は知らないけれど、
この映画の中のマークは、そんな人間味溢れる、人付き合いがちょっと苦手な
ただの若い男の子だったってことです。
そしてそれを演じたジェシー・アイゼンバーグはめちゃくちゃいい味出してました。好きです!


最近可もなく不可もなくな映画ばかり見ていたので、
こりゃー久々にガツンときました。


★★★★★
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by kutuganaru | 2011-02-08 15:36 | 映画

GANTZ

話題のGANTZ見てきましたー

なぜ見たかというと、キャストが私好み過ぎたからデス!!!
他に理由など一個もありません。

というわけで、内容には特に触れず、キャストについてさらっと。

嵐の二宮和也は、やっぱ溜める演技がいいんだよね。なぜかものすごく共感できるのです。
松山ケンイチは、今回も役に入り込んでいました。でもこういう感じ久々かも。
漫画原作だと燃えるのかなー寄せるのがうますぎます!!
吉高由里子はなんか地味でオタクっぽいけどかわいー笑顔で、殺伐とした雰囲気に癒しを与えてくれました。
癒されるゎ…

その他のキャスト本郷奏多くんとか夏菜ちゃんとかは漫画の絵にとっても似ている(らしい)!
漫画から抜け出てきた感じはゴイスーです。

後編ではさらに、前篇ではほぼ登場しなかったキャスト

伊藤歩、山田孝之、(ずっと出てたけど存在感なかった)田口トモロヲ

らが活躍することを更に期待!!


キャスト見たさで行っても、まあ飽きないしっかりとした作りになってますよ。
漫画読んでないからその辺はようわからんけど。

しかし人気ですね。
最終興行収入予想30億だっけ!?

がんばれーー


★★★☆☆
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by kutuganaru | 2011-02-08 12:01 | 映画

しあわせの雨傘

女性も、パワフルに生きていこうゼ!!
歳なんて関係ないわ!


『しあわせの雨傘』 (仏) 2011/2/2@ユナイテッドシネマ浦和
監督:フランソワ・オゾン
主演:カトリーヌ・ドヌーブ

1970年代後半。雨傘工場の社長婦人であるスザンヌは、夫にも相手にされず、
家事もさせてもらえず、娘からは「飾り壺」と評される。唯一許されている趣味は詩を書くこと…
ある日ストに対抗する夫は、持病の心臓病が悪化。病院に入院し、さらに3カ月の療養生活を送る。
その間、スザンヌは素晴らしき経営者として、工場を立て直していく。
そしてそこに夫が帰ってきて、社長の座を返せと言われて…さあスザンヌはどうするのか!?

という、超わかりやすい、単純明快な女性のサクセスストーリー。

気持ちの良い朝はジョギングしながら趣味の詩を。
夫の心臓病を気遣い、薬の心配をする。
夫の愛人である社長秘書とも仲良くする。

カトリーヌ・ドヌーブ演じる良妻賢母的スザンヌはしかし若いころ相当のやり手。
息子の父親がわからないというほどのあばずれ。
でも上品なあばずれ。
このバランス感覚が素晴らしいです。


最近は、メリルストリープとかハリウッドでもおばさまが元気に恋愛しちゃう映画もたくさんあります。
日本ではぜひ、松坂慶子でそういう映画を作ってみてほしい。
日本でそういうことやると、ドロドロしちゃいそうだけど、
松坂慶子の晴れやかさとチャーミングさをもってすれば、
さわやかな青春ストーリーができあがるかもしれない!


★★★☆☆
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by kutuganaru | 2011-02-03 16:02 | 映画

ノルウェイの森

よい「映画」には、何種類かあると思っている。

鑑賞後、なんらかの思いをめぐらせてくれるものもそのひとつであろう。
登場人物に共感できるかどうかも、重要なポイントである。
また、役者がよい演技をしているかどうかが作品の良し悪しを左右する場合もある。
ド派手なアクションなんていうのも、映画ならではのよいところではないだろうか。
監督の強い思いが、きっちりと、ぶれることなくダイレクトに伝わってくると、なおいい。

そして、映画でしか堪能できない重要なもうひとつの要素、それが映像の美しさである。

「ノルウェイの森」
監督:トラン・アン・ユン
原作:村上春樹
出演:松山ケンイチ、菊池凛子、水原希子

言わずと知れた奇才村上春樹の同名小説初の映画化となる本作。
ちなみに小説版は、私が村上春樹小説の中で、唯一まともに読んだ長編と言える。
それ以来、めっきり春樹から遠ざかってしまった。
理由は単純に、訳がわからず楽しめなかったことにある。
中学生だったわたしは、もはや読書などではなく、ただ目の前に連なる文字を追っていただけと言えるほどに、
物語に入り込めなかった。
だから内容などろくに覚えているわけもなく、
私の中の「ノルウェイの森」は、なんか暗い人がぼやき続ける、とてつもなく暗い小説、だったのである。

本作は、私の中の灰色の小説「ノルウェイの森」に、たくさんの色をつけてくれる、そんな映画であった。

ただし暗いところはあくまで黒く、むしろどす黒く、しかし明るいところは太陽の光ほどに明るく、
その濃淡をしっかりと、そしてとても美しく、描ききっている。

黒く描かれる直子とカラフルに描かれるミドリの対比。
そして直子、ミドリそれぞれの中の黒い部分と明るい部分の対比。
女性対男性としての対比。
愛というものに実直であろうとすることと、性への欲望との対比。
夏と冬の対比。

そのどれもが矛盾することなく、私の中に入ってくるほど説得力のある映像美。

トラン・アン・ユン監督の、底知れぬこだわりに、圧倒されるばかりである。

いろいろなものにがんじがらめになって、身動きの取れないワタナベを哀れに思い、
奔放で、性に対しても積極的なミドリを羨望し、
過去から解放されずに苦しみ続ける直子に、私の中の何かが共感した。

そして1970年代(?)のレトロポップなインテリアやファッションはとてもかわいく
それだけ見ていても決して飽きない。

期待しないで見に行ったというのもあるかもしれないが、
予想外にとてもいい映画を観た気分だ。
今の私の気分に、なんとなくフィットしたのかもしれない。

★★★★☆
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by kutuganaru | 2011-01-03 22:02 | 映画
アルコール依存症とは、誰も本当には同情してくれないという点で、
他の病気とは大きく異なる、らしい。
その分治療に関しても、モチベーションを保つことが本当に難しいのだそうだ。

たしかに、その通りかもしれない。
アルコール依存症を病気と認識している人は、たぶん少ない。
かくいう私も、おそらく本当には病気と認識できていないかもしれない。


「酔いがさめたら、うちに帰ろう」
監督:東陽一(わたしのグランパなど)
出演:浅野忠信、永作博美 ほか
原作:鴨志田穣

報道カメラマンとして戦場に赴いていた原作者鴨志田穣の、自伝的小説が原作となっている本作。
鴨志田は、西原理恵子の元旦那として、ご存じの方も多いかもしれない。
アルコール依存症で幻覚に悩まされ、夢うつつの中なんとか生きている状態の主人公塚原。
彼は酔った勢いで妻に暴力を振るったり、妻の書きあげたばかりの絵をびりびりに破いたりし、
やむなく離縁となる。
最悪の夫の典型でもある彼は、しかしどことなくチャーミングで、だからこそ元・妻の由紀は
離婚した後も彼を見捨てることができない。
9度の吐血を繰り返した塚原は、ようやくアルコール依存症の治療をすることを決意し、
病院に入院することになる。
持ち前の明るさと人懐こさに、由紀と2人の子供たちの力添えもあり、
病院内で比較的平穏に暮らす塚原であったが、彼の身体は、取り返しのつかないほどボロボロであった。。
もうすぐアルコール依存症治療病棟を退院できるというある日、
彼はガンを宣告される。

「子どもたちにとっては、唯一の父親ですし、それに、一度好きになった人を嫌いになることは、難しいですから」
塚原との関係について聞かれて、由紀が言ったセリフである。
そこには、由紀の決意がにじみ出ている。
どんなに過酷な状況であっても、由紀は決して笑顔を絶やさない。
その笑顔が、塚原と子どもたちを、そして由紀本人を救う。

「大丈夫、まだ死なないよ」
冒頭、吐血して救急車に担ぎ込まれる塚原に由紀が声をかける。
そのこちらまで力をもらえるような強さたるや。

以前、西原理恵子さんがとあるトークショーで、
「人ひとり死なすのだって、大変だよ」
とおっしゃっていたことを思い出す。
その時も、西原さんは笑っていた。

人と対峙するときに、
笑顔ほど強い武器は、果たしてあるのだろうか。


★★★★☆
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by kutuganaru | 2010-12-14 10:29 | 映画

バーレスク

また、高校生のころの話になるけれど、
私の通っていた高校には、SCSと呼ばれる、美女しか加入の許されない、ダンスグループがあった。
代々、上級生が新入生を見定め、ダンスの出来る美女を探し出し、
文化祭や予餞会の度に、その鍛え上げられた肉体を惜しみなくさらけ出し、
高校生にはやや刺激の強いダンスを披露する団体である。

その練習風景を、私は何度か目にしたことがあるが、
見た目の華やかさとは裏腹に、とても厳しそうであった。
上げる腕の角度や、足を開く幅など、それはもうミリ単位の調節をしているようだった。
そして彼女らは、高校生にして、自分の魅力の最大値を知っているように、私には見えた。
あれはもう、プロといっても差し支えないように、大人になった今でも思う。

そのセクシーダンスに、私は魅了された。
いつかわたしも…などとは、夢にも思わなかったが、(そんなことを思ってもバチがあたりそうである)
文化祭や、予餞会のたび、私は群れる男子どもと一緒になって舞台前まで走り、
目の前で彼女たちを拝み、時には声を上げた。

わたしは、自分が女性であるにも関わらず、なぜだか女性のセクシーダンスに目がないのである。


そんな私の目を釘付けにした作品。

「バーレスク」
監督:スティーヴ・アンティン
出演:クリスティーナ・アギレラ、シェール ほか

アイオワから夢をおってLAに出てきたアリ(アギレラ)は、
往年の歌手テス(シェール)の経営するバーレスクというクラブで、
そのダンスに魅了され、チャンスを狙ってウェイトレスとして働き始める。
そこで、テスに歌手の才能を見出されたアリは、スターの街道を登りつめ、
経営困難でつぶれそうなバーレスクを再生していく。

単純明快なストーリーである。
バーテンとして働く作曲家の青年と恋に落ちたり、もう王道の中の王道をいく!
というのが、また潔くてよい。

思っていたよりも歌もダンスも多く、とにかくバーレスクの踊り子たちのセクシーダンスは
生唾ものである。
そしてアギレラなんて名前しかしらなかったけれど、その歌唱力には圧倒させられる。
アメリカのアイドルって、もうレベルが全然違うのね。

この作品の好感が持てるもうひとつの点は、
バーテンのジャック(キャム・ギガンデット)とアリの恋の進展の仕方である。
引っ越して早々、空き巣にあったアリは、他に頼れる相手もいず、
唯一の友人であるジャックを頼る。
快く招き入れるジャックを、店での風貌などからゲイだと決め付けるアリは、
女友達のように接し、下着で家をうろうろしたりするが、
実はジャックは、婚約者のいるストレートの男性であると判明する。
長旅にでているジャックの恋人が家を空けている間、
ジャックの家に間借りするアリだが、二人はキチンと寝室を分けるし、プライベートを守る。
次第に惹かれあっていくけれど、婚約者がいるという手前、二人の距離は縮まらない。
そこがいいじゃないですか。日本人のようで!

完全に偏見かもしれないけど、もっと簡単にやっちゃうと思うでしょ?アメリカ映画なんて。
婚約者の存在なんて忘れて。
あと、ジャック役のキャム・ギガンデットという人が、細マッチョの垂れ目なイケメンだったのもよかった。


「シカゴ」や「NINE」が好きな人なら絶対オススメ!!
爽快感溢れる、とってもいい映画です!!

★★★★☆
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by kutuganaru | 2010-12-10 19:39 | 映画

シチリア!シチリア!

かつて、高校生のころだったか、ビデオでニューシネマ・パラダイスを見て号泣し、
当時単音だった携帯電話の着信音を、テーマ曲にしていたことがある。
エンリオ・モリコーネは天才だと思う。

沖縄の大学に通っていたころ、那覇に素敵な映画館ができた。
桜坂劇場という、かつて桜坂琉映という古きよきだが客はさっぱり来ない劇場を、
改装してできた物だった。
そこで、ニューシネマ・パラダイスのリバイバル上映が行われたことがあった。
もちろん、喜び勇んで見に行った。
私が生まれたころに、上映されていた作品である。
まさか映画館で見れる日がくるなんて…!
感動した。
また、涙した。
映画館で見れたことに、相手は誰だかわからないが、とにかく感謝した。

その、ニューシネマ・パラダイスのジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作が、これだ。

「シチリア!シチリア!」
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンリオ・モリコーネ
出演:フランチェスコ・シャンナ ほか

監督自身をモデルにして描かれたともいわれている本作は、
ペッピーノという牛飼いの家に生まれた少年の半生を、時代背景を併せながら描いていく。
貧しいながらも、やさしい父と母、そして兄のもと、元気いっぱいに育つペッピーノ。
チーズ3個と引き換えに、ヤギ飼いの家に預けられたり、そのヤギに教科書を食べられたり、
先生にお尻をひっぱたかれたり、ととにかく災難続きだが、その表現はとにかく明るい。
やがて、青年になったペッピーノは、美しきマンニーナとの恋におち、
結婚し、子どもにも恵まれて、揺れる社会情勢のなか、政治にも揉まれ、波乱万丈な障害を送るのであるが…。


この作品、とにかく明るい。そしてうるさい。
イタリア人てみんなこうなの?っていうくらい、劇中の人物は誰もが大声を張り上げている。
子ども、先生、お母さん、おじさん、とにかくよくしゃべる。
字幕で見ていなければ、半分くらいは誰がしゃべっているのか、よくわからなかったかもしれない。

兄ニーノが徴兵されたときも、空襲で町が破壊されそうになっても、
そこに、必ずユーモアが織り交ぜられる。

悲しさ、苦しさは、ダイレクトに表現されると、時におなかいっぱいになってしまうことがある。
しかし、そこに笑いを生じさせることで逆に、
どんなに苦しい状況にあっても、明るさを決して忘れないでいた、
劇中の人物たちの偉大さを感じることができる。
ペッピーノの息子が、映画のフィルムのかけらに夢中になったように、
人生も、どこを切り取っても素晴らしい(映画のキャッチコピー)ものなのだ。

ニューシネマ・パラダイスのような深みはないけれど、
この作品はとても素晴らしかった。

ってゆうかもう、始まった時点から笑顔と涙が同時にこぼれそうになる。
作品に引き込まれる。

こういう風に、どんなときもユーモアを忘れずに、生きていきたい。
それこそが、人間の強さなんだろうと感じられる作品であった。


★★★★☆
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by kutuganaru | 2010-12-10 19:14 | 映画

最後の忠臣蔵

先月、会社で狂ったように試写会に応募していました。
ええ、お察しのとおり、仕事が暇でヒマで。
webで簡単に応募できますからね、このご時世。
はがき書かなくてもいいんですもん。
そりゃあ、応募しますよね。
こちらのブログを書かせていただいているエキサイトさんにも、応募しました。

そしてこれが、案外あたるものなのですね。
立て続けに3本当たりまして。
その1発目がこれ。


「最後の忠臣蔵」
監督:杉田成道(北の国からシリーズ)
出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ ほか

忠臣蔵とはあまりに有名な話であるが、
その歴史の影に隠れた、二名の赤穂浪士のお話。
一人は、忠臣蔵という事件を、赤穂浪士たちの遺族に伝えて回る役を仰せつかった男、寺坂吉右衛門。
そしてもう一人は、大石内蔵助の隠し子可音(かね)を守るよう仰せつかった男、瀬尾孫左衛門。
二人は無二の親友であったが、孫左衛門は討ち入り前夜に消えてしまう。
そして16年後。運命の糸に手繰り寄せられるように、再会する二人のお話…。

かと思いきや!
これは、内蔵助の隠し子可音と孫左衛門のお話でした。
佐藤浩市演じる吉右衛門はほんとに脇役程度しか出てこず…。
当初入れていた知識との違いに、あまり身が入らなかった。。無念。

しかし、桜庭ななみ演じる可音と、役所広司演じる孫左衛門のやりとりや、微妙な心情については、
よく描かれていました。
桜庭ななみって、あんまりいいと思ったことなかったけど、この作品でばけた!!と思いました。

可音は、赤ん坊の時に母親もなくし、孫左衛門に育てられることになる。
孫左衛門は、敬愛する内蔵助の子である可音を、とても丁寧に、忠義を尽くして育て上げる。
可音を無事、いいところに嫁がせたら、自分の使命はようやく終わる。
ある日、二人が人形浄瑠璃を鑑賞していると、そこに出くわした商家の息子が、可音に一目ぼれする。
しかし、可音は孫左衛門に惹かれているのだ。
嫁に行きたくないという可音。
可音の気持ちに気づいた孫左衛門の心は揺れる。。

この作品全体に描かれるのは、「忠義」である。
しかし、現代に生きる私は、それを理解できない。
ぼろぼろの中年に恋する、美しき娘のことも、理解できない。
それゆえに、物語に入り込むことが、どうしてもできない。
ついてに、画面にかぶさる前列の人の頭も気になって、余計に集中できない。

そんなわけで、物語の何も理解できないまま、上映は終了してしまった。
思い返してみれば、画面の美しさなど、すばらしきところも思い出せるのであるが…。

非常に残念なことである。

しかし、終盤、会場からは、涙をすする無数の声が聞こえた。
隣にいた母も、多分泣いていた。
会場には年配の方が多かったように思う。
要するに、年配受けする作品ということか。

「忠義」という言葉が理解できるお方には、おススメできるかな?


ちなみに、この日の会場は九段会館という、九段下駅からすぐのところにある、古きよき建物であったが、
3階席まであり、1000人以上を収容する建物ゆえか、とにかく画面がみにくかった。
どこに座ろうと、前列の人の頭が画面中央にかぶさりそうな会場である。
あそこで洋画を見るのは不可能であると思った。
字幕が半分以上、読めない。


突然、星採点を始めてみようと思う。5段階の。

★★☆☆☆
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by kutuganaru | 2010-12-10 18:50 | 映画
久々に、映画らしい映画を見た。

最近の映画は、3DだのVFXだのにこだわった作品か、
変に小難しい話や、邦画は時代劇が多く、
普通に楽しめる映画らしい映画は大変少ない。
私だって、3Dも楽しみたいし、前衛的な作品にも興味はあるが、
このような状況になってしまっては、「普通の映画」の希少価値がどうにも高まってしまうことは否めない。

普通の映画論については、朝日新聞の石飛さんという映画欄担当の記者さんの受け売りであるが、
この作品は、まさにそうした殺伐とした映画界の中に悠然と現れた、
まさしく「普通の映画」であった。

舞台はリバプール。とくれば感づかれる方もおられるだろうが、
伝説的ロックバンドビートルズのジョン・レノンの若かりし日を描いた作品であった。

私は、ジョン・レノンをよく知らない。
むしろ、ビートルズすら、代表的ないくつかの曲しか知らずに生きてきた、
音楽音痴(?)の私である。
ジョンレノンといえば、ヨーコ・オノとともに、裸でベッドに寝そべる写真や、
そうでなくとも、長髪に丸眼鏡で平和を訴えているイメージしかない。

そんな彼も、若い時は不良にあこがれ、リーゼントヘアにし、
女の子と公園でセックスし、学校を停学処分になったりしていた、らしいのだ。
そんな時代の彼のことが、描かれている。

自分を生みながら、自由奔放に生きている生みの母と、
そんな母の姉で、厳格にだが無償の愛を持って自分を育ててくれている、育ての母。

生みの母は久し振りに自分と再会したことをとっても喜んでくれ、音楽を教えてくれる。
育ての母は音楽なんてクラシックしか聞かないし、とっても厳しいけれど、とっても自分を愛してくれている。

そんな二人の間で揺れ動くジョンの心、そして、生みの母の心、育ての母の心。
それらをとっても丁寧に描く。
とくに、育ての母であるミミという女性は、大変素晴らしい女性であった。
自分が愛されることよりも、ジョンを愛すること、奔放な妹を許すことに全力を注ぐ。
これぞ、母の素晴らしさであると感じた。
そして、そんなミミに反発しながらも、そうしたミミの愛情を、しっかりと受け取るジョンもまた、
素晴らしい息子であると。

最初は自分にとって都合のいい、育ての親に甘えるジョンだが、
そんな二人の仲を取り持つようになるジョンの成長、そこに深く関わってくるバンドのメンバーたち。
そういったものも、とても丁寧に描かれていて、見終わった後に?は残らない。
すっきりとした鑑賞後感である。


この作品で、私が印象的に感じたのは、
1、ところどころに挿入される、ミミの行動
2、ポール・マッカートニーを演じた美少年
のふたつである。

1つ目は、見落としそうなほど些細であるが、普段はあまり笑わず、厳格なミミの
チャーミングな一面を映し出す、基調なシーンであるように感じる。

2つ目に関しては、外人の見分けが余りつかない私にも、しっかりと印象を残す、
少し特殊な顔立ちの、とてもきれいな青年で、作品にも大きな影響を及ぼす役どころであった。
彼はいったい誰なのだろうか。。
トーマス・ブローディ・サングスターという名前らしいことはわかったし、
過去出演作もいくつかあるが、見たことない作品ばかり。子役なのかなあ。


とにもかくにも、特にビートルズファンの方にはぜひオススメ!!
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by kutuganaru | 2010-12-06 19:58 | 映画

肩が重い。。

今週は、もう水曜日なんだ。
早いね、いいね!!

さてさて、3連休。

どっか出かけたかったけど、予定をうまく立てられず、あえ無く断念致しました。


と思っていたら、土曜日。
いきなりの豪雨。
よかったよ、出かけたりしなくて。
とはいえ、3連休初日に家でだらだらもはばかられ、
行ってきました、友人の新居!
マンション購入しちゃったんですって!
すごくない??同い年!!
モデルルームの家具をかなりもらったらしく、
まんまモデルルームの素晴らしいおうち。
2人とも160cmを超す夫婦が足をのばして入れるお風呂!
床暖房!
システムキッチン!!
居心地がよくて、みんなでだらだらしすぎて、カオスでした。


日曜日
友人と映画デー!!
私が無理やり連れて行った2本立て。

1本目
REDLINE @新宿バルト9

原案・脚本:石井克人
声優に木村拓哉、蒼井優、浅野忠信を迎えての超大型アニメーション!
これマジでやばい!!!超オススメ!
まず、始まりからそのスピード感と爆音ににやけが止まらない!!
全部手書きのセル画で仕上げたという映像は完璧!
アニメーションでなければ表現できない世界観を、見事に描いている!
そして声優。木村拓哉は声優やったほうがいいんじゃないの、と常々思う。
蒼井優がセクシーギャルの声に見事マッチしている!なぜだ!
そしてなんといっても、石井克人が脚本だけあって、
くすりと笑える箇所多数!石井克人ファンならではの笑いのつぼもふりまかれてて、
終始幸せいっぱいの上映でした。
しかもバルト9の一番の大きいスクリーンで、400人以上収容できるとこなんだけど、
そこで爆音で、もう文句なしだった。わざわざ新宿いった価値あったね!

2本目
乱暴と待機 @テアトル新宿

本谷有紀子原作の同名舞台・小説を映画化。
多少の設定変更があるものの、割と忠実に再現していた。
が、なんだろう。本の方が数倍よかったな。
4人の主要人物のうち、浅野忠信と小池栄子に関しては、映画化の価値あり。
山田孝之はまあうまいのでそれなり。
美波がね、主人公なんだけど、ちょっと私的にムリがあった。
外見はぴったりなんだけど…。
原作の段階では、その美波演じる奈々瀬という女の子に痛く共感できるのだ。
人に嫌われるのを過度に気にするくせに、実は自分のことしか考えてないところが。
もろに、私。それをだましだまし生活しているのが私で、
そのままでちゃってるのが奈々瀬。
だけど、映画だとそこまで共感できなかった。
ただ、浅野忠信がマジで面白いので、それだけでも十分見る価値あるでしょう。


という新宿映画2本立て完了ののち、世界一おいしいと噂のGRAMにてジェラートを買って、
その足で友人のお誕生日祝い。
そういえばこの日、私のかなり親しい友人が入籍するとのことで、
なんともめでたい一日だった。

追記としては、サーティーワンで食べた、パンプキンプリン味のアイスがめちゃめちゃうまかった。


そしてついに3日目

最高気温27度という夏がぶりかえしたようなこの日。
私は休日にしては異例の早起きをして、小学校のグラウンドに向かった。
なんでって?
彼氏の甥っ子の運動会だったのです。
5歳で幼稚園の年中さんなんだけど、小学校でやるんだって、運動会。
この日は、甥っ子くんのご両親はもちろんのこと、彼氏のおねえさんも来て、
かなり大所帯で応援していたわけなんだけど、
やる気のない甥っ子。
かけっこびりの甥っ子。
みんなで笑ってたら、お昼の時間になって具合悪いって言ってて、
それであんなにやる気がなく見えたのか、笑ってごめんと思いつつ、
とりあえずシートの上でお弁当食べたんだけど、
なんだかほんとに具合悪そうで、まさかの早退!!
この暑さじゃ具合悪くなってもしょうがないかって感じで、
タクシーでおうちに帰って行きました。
本当にだるそうで、かわいそうだったなあ。
だけど、具合悪そうながらも、なぜか歯が生え変った話をしてくれた甥っ子。
早く元気になれよ。

そして、彼氏の実家に行って、さっきの甥っ子の弟くんと遊ぶ。
よく笑う、とってもキュートな男の子だった。
歌を歌っていたので、手拍子してあげると、とてもうれしそうだった。
でも遊んでいるうちに超ねむくなってきて、座ったままうとうとしすぎたので、
自分の実家に引きあげ、お昼寝をして、飯をくらって、妹に家まで送ってもらう。
王様のような扱い。
なんと申し訳ないこと。


そんなわけで、火曜日、久し振りに出社してみたら、
右肩だけ死ぬほど重たい!!
右腕がだるすぎて震える!

何かのタイミングで、この世にあらざるものに取りつかれたのでは!!?と不安だったけど、
よく考えたら、月曜日の運動会で、具合が悪くて横になっている甥っ子くんに、
日傘をかざしてあげてたからなのでした。

しかし、今日になっても治る気配がなくて、不安だよあたしゃ。

ってわけで、長い長い日記ももうおしまい。

今日は仕事のあとマンキツで、映画のお仕事していたんだけど、
こんだけ働いて無償っていうのも、きついです。
今日は2時間くらい仕事したよ。

かえろ。雨に濡れながら。
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by kutuganaru | 2010-10-13 22:46 | 映画