三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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私が園子温に求めるもの『新宿スワン』

『新宿スワン』@TOHOシネマズ新宿(初体験)2015/6/9
 
<ストーリー>
一文無しであてもなく歌舞伎町を彷徨っていた白鳥龍彦は、スカウト会社「バースト」幹部で謎に満ちた一流スカウトマンの真虎に助けられ、スカウトマンとしての道を歩み始める。裏社会に足を踏み入れた龍彦は、危険な思惑が交錯する世界を縦横無尽に駆け抜けていく。

監督/園子温
原作/和久井健
脚本/水島力也・鈴木おさむ
プロデューサー/山本又一朗
出演/綾野剛・山田孝之・沢尻エリカ・伊勢谷友介・金子ノブアキ など

まず、見た劇場がよかったです。

TOHOシネマズ新宿。

歌舞伎町のど真ん中にあるこの劇場で、
歌舞伎町が舞台の映画を見る。
映画館からほんの数メートルのところで、ドラマが繰り広げられている感じ。
見ている間も見終わって駅まで帰る道も、
なんかソワソワしてたのしい。

逆に、ここで見ていなかったら、何の意味もなかったと思う。
と、いうのも。。

この作品を見て、私が園子温に求めているものが、はっきりとわかりました。

それは、園子温自身、です。

園子温の映画を見るとき、ストーリーや演出、エロ・グロとか、
そんなのはどうでもいいのです。

「俺は園子温だ!!!!」

という主張そのものがどうしようもなく魅力的で、
それを楽しむために、映画館に毎回足を運ぶのです。

「俺は園子温だ」と言えば、初監督作のタイトルのようですが、
いったいこれはどういうことでしょうか?
未見なのでわかりませんが、きっと、なんとなく、そういうことなのだろうと。

映画がどんなに荒唐無稽でもめちゃくちゃでも、
ストーリーに齟齬がありまくりでも、それもひっくるめて、
一人の人間を見ているという感覚が、
とてもスリリングで、生々しくて、
こういう体験をさせてくれる映画は、そんなに多くないと思います。

ところで、『新宿スワン』は、わりとよくできた映画です。

ストーリーも分かりやすいし、
登場人物1人1人がとてもよく描けていて、みんな魅力的。
(これで綾野剛が少しだけ好きになった)
アクションシーンには迫力があるし、
安田顕の出てくるシーンとか、声出して笑った。
あれだけたくさんの人間を使って撮影するとか、ほんっと大変だろうし、
宣伝も大量で、現に集客もよさそう。

こう書くと良い事だらけ。

あれ、なのに何この、物足りない感は。

私はこの手の映画(不良漫画系?)を好んで見る方ではないので、
なぜ映画館まで見に行ったかって、それは園子温監督作だったから。

なのに、この映画には圧倒的に、園子温が足りない。
感じるのは、「へえ、園子温て、普通にちゃんとした映画撮れるんだ・・」
ってことくらい(←あたりまえ)

今HULUでまとめ見してる「時効警察」の園子温回の方がよっぽど園子温臭がして、
楽しめます。

もっと園子温もってこーーい!!!!

ってことで、園子温臭プンプンの「ラブ&ピース」と「みんな!エスパーだよ」が、
今から楽しみなのであります。

※さて、「園子温」って何回言ったでしょうか?
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by kutuganaru | 2015-06-15 00:42 | 映画