三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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ケンタとジュンとカヨちゃんの国

安藤サクラの勢いがすごすぎて、評判もよかったのでTSUTAYAで借りました。

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

松田翔太・高良健吾・安藤サクラトリプル主演。
大森立嗣監督作品。

大森監督と言えば、「ゲルマニウムの夜」とかもなかなかに評判よいらしいけど、
「まほろ駅前多田便利軒」が結構ひどかった。
原作ファンを侮辱するかのような、俳優の可能性をつぶすような、
なんだか踏んだり蹴ったりの作品だった。

しかし、この作品はよかった。

青々とした、若者の、歪んでいるのにまっすぐな、ロードムービー。
鬱々とした、若者にしか通じない、共通言語のようであるのに、
でも誰でもが通り過ぎてきた、懐かしくもある情景。

施設で兄弟のようにして育ち、ビル解体の仕事をともにし、
夜はナンパ、知り合った女の子とセックスしたり、飲みにいったり。
そんなその日暮らしをするケンタとジュン。
ケンタは、兄のカズが起こした事件のせいで、
職場の先輩裕也から執拗ないじめを受け、賠償金と言われ、金をせびられていた。
ある日ケンタは反逆を決意する。ジュンは当たり前のようについていく。
ジュンにとって、ケンタについていくことは、
世の中の何よりも正しく、そして当たり前のことなのだ。

裕也の車をめちゃくちゃに破壊し、バイクを盗んで逃げる二人。
プラス一人。
そこには、ジュンを追ってきたカヨちゃんがいた。
ブスでバカでワキガのカヨちゃん。誰とでもセックスしちゃうカヨちゃん。

ケンタとジュンはカズを訪ねて網走に行くことにする。
カズなら、何かをぶっ壊してくれると、そう信じて。
しかし3人の旅はそう長くは続かない。
2人は車を離れたカヨちゃんを、置き去りにしてしまうのだ。

北へ、北へと旅をする2人。

施設仲間の洋輔との再会。

そしてカヨちゃんとの再会。

やがて3人で北海道にたどり着く。

網走でのカズとケンタの対話。

ジュンとカヨちゃんのレンアイのゆくえ。

そして・・・。


青春はイタイ。

このありふれた言葉がぴったりの、作品である。
あるのに、作品はちっともありふれてはいない。

バイクで走る2人の間を吹き抜ける風。
その風はきっと、清々しいと同時に、しっとりと湿っていて、少し生臭い。


高良健吾が、かなりいい味出してました。
「蛇にピアス」の時の、愛らしさと狂気の見事なバランスを感じました。
こういう役が、一番似合う。そしておひさまでやってる和成役は似合わない!!

安藤サクラはもうね。すごいね。
彼女。
これがカヨちゃんだ!!っていう感じがすごくした。
ほかの誰が演じても、この味は絶対出せなかったと思う。
この人しか、絶対に演じられない、と感じることって、実はすごく少ないですよね。


この作品を見ると、まだまだ自分が青いナ、青春まっただ中なんだナ
ということを、突きつけられますね。

早く大人になりたーい!
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by kutuganaru | 2011-08-23 22:51 | 映画