三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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闇の列車、光の旅 

メキシコからアメリカに向かう列車。
その屋根の上には、国境超えを目指す、たくさんの人々がひしめき合っている・・

サイラもその一人だった。

父とともに乗り込んだその列車の屋根の上で、突如ギャングに襲われるサイラ。
サイラを助けたのは、ギャング仲間のカスペル。
二人は列車の上で運命の出会いを果たす。

仲間を裏切った罪から、ギャングに命を狙われるカスペル。
列車の上でも疎まれる彼に、サイラは淡い恋心を寄せる。

二人は目指す。国境を。そして国境の先にある、悲しみのない世界を。
しかし、若きギャングの制裁は、甘いものではなかった、
目の前の川を渡れば国境越えとなったその日、過酷な運命が、二人を襲う・・・。

彼がいたから、強く、前向きになれた。
彼女がいたから、生きようと思えた。

燃えるような情熱的な愛ではないけれど、
淡く、ほのかな恋心が、二人を光の方へと導く。

純粋で、透明で、キラキラとした瞳。
その瞳のまま、暴力的な世界に入らざるを得ない現状。
ブラッド・ダイアモンドとか、多分ジョニー・マッド・ドック(まだ見てないんだけど)とか、
ギャングや兵士として人を殺すしか生きる術のない少年ていうのが、
この世にまだまだいるんだと、つらくなる。
つらくなるけど、目を離しちゃいけないんだとも思う。

ストーリーもとてもよくできていて、
世の中の不条理さとか子どもが背負う過酷さとかが、とても丁寧に描かれていた。
丁寧なだけ、余計つらかった。
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by kutuganaru | 2011-08-07 14:12 | 映画