バーレスク
2010年 12月 10日
また、高校生のころの話になるけれど、
私の通っていた高校には、SCSと呼ばれる、美女しか加入の許されない、ダンスグループがあった。
代々、上級生が新入生を見定め、ダンスの出来る美女を探し出し、
文化祭や予餞会の度に、その鍛え上げられた肉体を惜しみなくさらけ出し、
高校生にはやや刺激の強いダンスを披露する団体である。
その練習風景を、私は何度か目にしたことがあるが、
見た目の華やかさとは裏腹に、とても厳しそうであった。
上げる腕の角度や、足を開く幅など、それはもうミリ単位の調節をしているようだった。
そして彼女らは、高校生にして、自分の魅力の最大値を知っているように、私には見えた。
あれはもう、プロといっても差し支えないように、大人になった今でも思う。
そのセクシーダンスに、私は魅了された。
いつかわたしも…などとは、夢にも思わなかったが、(そんなことを思ってもバチがあたりそうである)
文化祭や、予餞会のたび、私は群れる男子どもと一緒になって舞台前まで走り、
目の前で彼女たちを拝み、時には声を上げた。
わたしは、自分が女性であるにも関わらず、なぜだか女性のセクシーダンスに目がないのである。
そんな私の目を釘付けにした作品。
「バーレスク」
監督:スティーヴ・アンティン
出演:クリスティーナ・アギレラ、シェール ほか
アイオワから夢をおってLAに出てきたアリ(アギレラ)は、
往年の歌手テス(シェール)の経営するバーレスクというクラブで、
そのダンスに魅了され、チャンスを狙ってウェイトレスとして働き始める。
そこで、テスに歌手の才能を見出されたアリは、スターの街道を登りつめ、
経営困難でつぶれそうなバーレスクを再生していく。
単純明快なストーリーである。
バーテンとして働く作曲家の青年と恋に落ちたり、もう王道の中の王道をいく!
というのが、また潔くてよい。
思っていたよりも歌もダンスも多く、とにかくバーレスクの踊り子たちのセクシーダンスは
生唾ものである。
そしてアギレラなんて名前しかしらなかったけれど、その歌唱力には圧倒させられる。
アメリカのアイドルって、もうレベルが全然違うのね。
この作品の好感が持てるもうひとつの点は、
バーテンのジャック(キャム・ギガンデット)とアリの恋の進展の仕方である。
引っ越して早々、空き巣にあったアリは、他に頼れる相手もいず、
唯一の友人であるジャックを頼る。
快く招き入れるジャックを、店での風貌などからゲイだと決め付けるアリは、
女友達のように接し、下着で家をうろうろしたりするが、
実はジャックは、婚約者のいるストレートの男性であると判明する。
長旅にでているジャックの恋人が家を空けている間、
ジャックの家に間借りするアリだが、二人はキチンと寝室を分けるし、プライベートを守る。
次第に惹かれあっていくけれど、婚約者がいるという手前、二人の距離は縮まらない。
そこがいいじゃないですか。日本人のようで!
完全に偏見かもしれないけど、もっと簡単にやっちゃうと思うでしょ?アメリカ映画なんて。
婚約者の存在なんて忘れて。
あと、ジャック役のキャム・ギガンデットという人が、細マッチョの垂れ目なイケメンだったのもよかった。
「シカゴ」や「NINE」が好きな人なら絶対オススメ!!
爽快感溢れる、とってもいい映画です!!
★★★★☆
私の通っていた高校には、SCSと呼ばれる、美女しか加入の許されない、ダンスグループがあった。
代々、上級生が新入生を見定め、ダンスの出来る美女を探し出し、
文化祭や予餞会の度に、その鍛え上げられた肉体を惜しみなくさらけ出し、
高校生にはやや刺激の強いダンスを披露する団体である。
その練習風景を、私は何度か目にしたことがあるが、
見た目の華やかさとは裏腹に、とても厳しそうであった。
上げる腕の角度や、足を開く幅など、それはもうミリ単位の調節をしているようだった。
そして彼女らは、高校生にして、自分の魅力の最大値を知っているように、私には見えた。
あれはもう、プロといっても差し支えないように、大人になった今でも思う。
そのセクシーダンスに、私は魅了された。
いつかわたしも…などとは、夢にも思わなかったが、(そんなことを思ってもバチがあたりそうである)
文化祭や、予餞会のたび、私は群れる男子どもと一緒になって舞台前まで走り、
目の前で彼女たちを拝み、時には声を上げた。
わたしは、自分が女性であるにも関わらず、なぜだか女性のセクシーダンスに目がないのである。
そんな私の目を釘付けにした作品。
「バーレスク」
監督:スティーヴ・アンティン
出演:クリスティーナ・アギレラ、シェール ほか
アイオワから夢をおってLAに出てきたアリ(アギレラ)は、
往年の歌手テス(シェール)の経営するバーレスクというクラブで、
そのダンスに魅了され、チャンスを狙ってウェイトレスとして働き始める。
そこで、テスに歌手の才能を見出されたアリは、スターの街道を登りつめ、
経営困難でつぶれそうなバーレスクを再生していく。
単純明快なストーリーである。
バーテンとして働く作曲家の青年と恋に落ちたり、もう王道の中の王道をいく!
というのが、また潔くてよい。
思っていたよりも歌もダンスも多く、とにかくバーレスクの踊り子たちのセクシーダンスは
生唾ものである。
そしてアギレラなんて名前しかしらなかったけれど、その歌唱力には圧倒させられる。
アメリカのアイドルって、もうレベルが全然違うのね。
この作品の好感が持てるもうひとつの点は、
バーテンのジャック(キャム・ギガンデット)とアリの恋の進展の仕方である。
引っ越して早々、空き巣にあったアリは、他に頼れる相手もいず、
唯一の友人であるジャックを頼る。
快く招き入れるジャックを、店での風貌などからゲイだと決め付けるアリは、
女友達のように接し、下着で家をうろうろしたりするが、
実はジャックは、婚約者のいるストレートの男性であると判明する。
長旅にでているジャックの恋人が家を空けている間、
ジャックの家に間借りするアリだが、二人はキチンと寝室を分けるし、プライベートを守る。
次第に惹かれあっていくけれど、婚約者がいるという手前、二人の距離は縮まらない。
そこがいいじゃないですか。日本人のようで!
完全に偏見かもしれないけど、もっと簡単にやっちゃうと思うでしょ?アメリカ映画なんて。
婚約者の存在なんて忘れて。
あと、ジャック役のキャム・ギガンデットという人が、細マッチョの垂れ目なイケメンだったのもよかった。
「シカゴ」や「NINE」が好きな人なら絶対オススメ!!
爽快感溢れる、とってもいい映画です!!
★★★★☆
by kutuganaru
| 2010-12-10 19:39
| 映画