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三十路女のくだらない日々。


by kutuganaru
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ニート6日目

写真、たくさん乗せますって言ったのに、乗せ方がわからなくなってしまった。
時間かかりそうです。

それはそうと、年末で仕事やめてしまったので、ニートです。

一週間、がむしゃらに職探ししましたけど。
まあなんとかなるっしょ。

んで、
何ヶ月ぶりか?に自分の時間が、有り余るくらいできちゃって、
久しぶりすぎて、なにしていいか、わからなくて、まあ、基本的には暇で惰眠を貪ったり、お菓子類を貪ったり、しているわけですが。

久しぶりに、本を読みきりました。

「有頂天家族」森見登美彦
有頂天な、狸一家の話です。
京の都は、その昔から、人間、天狗、狸の3種がないまぜになって暮らしているという。
京に風吹けば、それは天狗が風神雷神の扇を振りかざしたからだし、その辺を歩いている、ちょっと浮き世ばなれしたカップルは狸が化けているものかもしれぬ。
それを、私たちが分かるすべもないのだけれど。
そんなこたあどうだっていいじゃないか。
狸が喰われる事なく、天狗の尊厳が失われず、人間が天狗になんてなろうとしなければ、みんなハッピー、阿呆の血が騒ぐってもんだ。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損。
とばかりに、みんな面白い事を求めて右往左往。
ってなもんで、終始どんちゃん騒ぎを楽しみました。

なのに、家族愛あり、天狗と狸なのに人間愛あり、ジーンと来ちゃいました。
やられた。


「鴨川ホルモー」万城目学
2冊続けて京都を舞台にした本であるが、先日京都を旅してきたので、登場する現場がいちいち想像出来て、嬉しい限りである。

ホルモーとは、戦争ゲームである。
では誰がやるのか。鬼や式神の類いである。
しかも、その得体の知れない類いのものを実際に操るのは、大学生である。
さらに、その戦争ゲーム、大学のサークル活動として行われるのだ。
この意味のわからなさ、それこそ、この本の魅力である。
実は、はっきりいって、この本を読んでも、ホルモーの事がそんなによくわかる訳ではない。架空のゲームだろうから、しょうがないだろう。
ようは、ホルモー自体は二の次なのだ。
なんで、こんな得体の知れないサークルに、10人もの新入生が引き込まれて行ったのか、その人間模様が面白い。
荒削りなだけ、生の大学生っぽくて、いいんだなこれが。
あーわかるわかる!
みたいな?

山田孝之主演で映画かされるのですが、鬼や式神の類いの描写などが、どろろみたくなってしまわなければいいのですが。
ってゆうか、多分なるよね。
やつらの、うまい表現の仕方が思いつかない。
楽しみにしてます。
by kutuganaru | 2009-01-10 16:17 |